こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今回は奥秩父山域の乾徳山へ登ってきました。
標高は2031mの山になります。
乾徳山といえば鳳岩の20m直登が有名です。
- 所在地:山梨県山梨市
- エリア:奥秩父
- 標 高:2,031m
- 体力度:
- 難易度:
- おすすめ度:
- 登山レベル:中級者向け
- 登山ルート:国師ヶ原→乾徳山→道満山周回コース
- コースタイム:約8時間30分
- 歩行距離:測定なし
- 備考:
この時期(2022年3月)もあって、
雪の情報も合わせて紹介していきます。
目次(クリックするとジャンプできます)
乾徳山マイカー登山の場合の駐車場
マイカーで登山を検討している人は、
無料で利用できる徳和(とくわ)駐車場がおすすめです。
駐車できるスペースは20台ほどあります。
トイレも近くにあるので便利です。
渓流が解禁されていることもあって、
釣り客なども駐車しているので、
これからの季節は、
早めに駐車場についていたほうが無難かもしれません。
こちらの徳和(とくわ)駐車場は、
スマホで、
「徳和(とくわ)駐車場までナビして」
といえばすぐにナビ案内してくれます。
徳和駐車場は徳和川のすぐ横にあり、
乾徳山登山口駐車場という看板があります。
広々としたスペースの駐車場です。
このような駐車場があると、
登山をする人も安心ですね。
徳和駐車場には、
乾徳山の鳥瞰図があります。
とても見やすいですし、
実際に乾徳山へ登ってきて、
立体的であり忠実な再現に驚いています。
こちらの駐車場は、
Google Mapで「徳和(とくわ)駐車場」で
検索するとルート表示できます。
乾徳山積雪情報(2022/3/13時点)
国師ヶ原(極楽平)付近から雪が増えてきます。
月見岩付近から上は泥がぬかるんでいる場所が
多くあります。
乾徳山山頂前の岩場付近などは
雪が残っていますので、
登りより下りのほうが細心の注意が必要です。
細い登山道にも雪がありますので、
軽アイゼンを装着したほうが安全に山行できます。
乾徳山全体の山行からして、
軽アイゼンの着脱を繰り返すほうが良いでしょう。
乾徳山日帰り登山|目的とコース・天気
- 日程:2022/3/13
- 時間:9:00〜17:30(休憩含む)
- 歩行距離:今回はGPSアプリで計測していません
乾徳山日帰り登山の目的
今回の乾徳山の目的は次の3つです。
- 久々に2000m級の山へ登りたい
- 20m直登の鳳岩に挑戦してみたい
- 景色を堪能したい
最近は2000m以上の山はあまり登っていなかったので、
久々に登ってみたいと思いました。
乾徳山日帰り登山のコース
徳和駐車場(乾徳山登山口駐車場)→乾徳山登山口→
銀晶水→錦晶水→国師ヶ原→月見岩→扇平→鳳岩→
乾徳山山頂→鳳岩→月見岩→道満尾根→道満山→
徳和峠→徳和駐車場(乾徳山登山口駐車場)
乾徳山日帰り登山の天気
曇のち晴れという感じでしたが、
全体的に安定しない天気でしたね。
雨に降られなかったことは幸いですが、
少し長い山行は天気には気をつけないといけませんね。
3月中旬という時期もあり
途中にはまだ残雪がありました。
軽アイゼンがあっても良い状況でしたね。
山の急激な天気の変化に対応するためにも
天気の最新情報はチェックしておきましょう。
乾徳山日帰り登山|登山概要
徳和駐車場(乾徳山登山口駐車場)を山の方面に
歩いていきます。
左折していくと乾徳山の登山口になります。
右折していくと道満尾根から乾徳山へ行くコースになります。
乾徳山登山口ルートで乾徳山へ登るので、
左折して川沿いを歩いていきます。
途中滝のような場所を通過していきます。
乾徳山登山口です。
こちらから乾徳山に向かって登っていきます。
立派な登山口看板ですね。
歴史や訪れる人が多いということでしょうか。
熊の目撃情報があるようです。
熊が目撃されているということは、
熊の生活圏ということです。
山はもともとは熊の居住圏なので
熊さんには申し訳ないのですが、
お互いに出くわさないように
熊鈴などの携帯をしていきましょう。
乾徳山は登山道に結構岩が転がっているところを
歩いていきます。
このような道は歩きづらいので、
気をつけていきましょう。
駒止という場所です。
駒とは馬のことだと思いますが、
富士山の馬返しなどもそうですが、
ここからは馬が通れないという意味だと思います。
同じような名前がつけられるものですね。
このあたりは岩だらけです。
岩だらけの登山道ではありますが、
登山道の目印にもなるピンクのリボンが
乾徳山は多く設置されているので、
迷うことはあまりありません。
錦晶水です。
気温が高かったということもあって、
思った以上に水分を補給する可能性があると思い、
こちらの錦晶水をペットボトルに汲んでいきました。
冬場の登山に持参する水量を
これからは春、夏に向けて増やしていかなければならないと
思いました。
登山での水場は本当に助かりますよね。
少し雪があるような道になりました。
う〜ん少し嫌な予感・・・
軽アイゼンは持ってきませんでした。
登山道脇の雪だけでとどまって欲しいのですが。
国師ヶ原到着です。
国師ヶ原は極楽平とも言うんですね。
このあたりは雪が多かったですが、
逆を言うと夏場などは
とても涼しく気持ちいい場所なのかもしれません。
雪で大部分は隠れていましたが、
極楽平という名前通り
このあたりはとても気持ちの良い場所のようです。
また訪れてみたいと思いました。
前宮跡です。
少し拓けた感じになっていて奥に岩があります。
以前は神様が祀ってあったのでしょうか。
そのような雰囲気があります。
月見岩手前の景色です。
拓けた感じの草原のようになっています。
南側の展望も素晴らしいです。
こちらの景色は冬場や早い時間帯に見たいですね。
月見岩到着です。
なぜこのような拓けた場所に
このような巨大な岩が一つだけあるのか。
自然の偶然性というものは素晴らしいものがあります。
芸術的にも感じます。
この月見岩は道満尾根経由のコースの合流点でもあります。
下山はこちらから道満尾根コースを歩いて行く予定です。
個人的には、
この月見岩付近の風景は
とても好きな景色です。
緩急のある草原が周りに広がっています。
いよいよ乾徳山は
ここから1時間ほどです。
登山道の雪が踏みかためられた感じに
なってきてしまいました。
登山道を歩けないことはないのですが、
雪で滑らないようにして気にして歩くのと
軽アイゼンを装着して一歩一歩確実に歩くとでは、
後者に分があります。
こちらの乾徳山は山梨県の山ですが、
現時点(2022/3/13)で山梨県の
1500m以上の山は軽アイゼンを持参したほうが良いかもしれません。
いよいよデカイ岩が出てきました。
やっぱり狭い登山道では軽アイゼンが必要です。
雪で滑って谷に落ちたら大変ですからね。
こんな狭いクサリ場も雪があります。
髭剃岩です。
人がギリギリ通れる隙間が空いています。
一つの岩が割れてこのようになったんでしょうか?
このような岩場を通っていきます。
このような岩場が乾徳山の魅力なのかもしれません。
写真で見てみると、
どこからか巨大な岩が転がってきて
ここにある感じですね。
ここからの景色は素晴らしいのですが、
曇りで少しガスっているのが残念。
岩と岩の間を通っていきます。
そしてこんなところを降りたりします。
ここの岩場は、
ちょっとアスレチック風な感じですね。
クサリ場です。
最初はココが直登20mのクサリ場だと思っていました・・・
ココも結構クサリの長さは長いですよね。
次のクサリ場です。
今度は一つの岩に2本のクサリがあります。
周りは岩だらけですが、
こんな岩がありました。
なぜこのようにサラッとした岩肌に
なってしまったのでしょうか?
不思議です。
この岩は割れています。
割れてしまっている巨大岩って結構ありますよね。
このように見ると岩って割れる可能性があって、
少し怖い感じもします。
ロープ場もあります。
乾徳山は緑のロープなんですね。
山によってロープの種類は色々あるようです。
いよいよクサリ場ラスボスの鳳岩です。
ちょっと写真じゃ伝わりづらいでしょうか。
ほぼ直登な感じです。
途中の岩の亀裂がないと、
登るのが相当大変です。
鳳岩を登りきったら頂上到着です。
山頂も岩だらけです。
ほぼ360度パノラマの景色です。
今度は快晴でガスってないときに
是非また来ようと改めて思いました。
パノラマで見えるので、
方向によって山の趣が違います。
乾徳山の山頂も拝みましたし、
下山します。
下山は下りですし、
雪があって岩だらけですので、
細心の注意で降りていきます。
鳳岩の迂回路も雪が多い感じで狭そうなので
通らずに行きにきたように鳳岩をクサリで
降りていきます。
軽アイゼンを装着していれば、
迂回路を通っていたかもしれません。
登りより下りのほうが気をつけなくてはいけませんね。
乾徳山は山頂登頂までに多くの岩場をロープやクサリで登りますが、
下りも同じ岩場を降りていく形となります。
登頂とは逆のスタイルになります。
ゆっくりと確実に岩場を降りていきましょう。
手洗岩まで降りてきました。
手洗岩は拓けた場所にありますが、
大きい岩場を抜けてここまで来ると安心感があります。
下山は道満尾根コースです。
途中、太平高原駐車場に行ける道にあたります。
ネットの情報などでは、
太平高原の駐車場を利用したときがある人もいるようですね。
徳和方面に向かって下山していきます。
道満山を通っていきます。
ここでも標高は1314.1mあるんですね。
徳和峠方面に行きます。
少し暗くなってきましたが、
ここまで来ればもう少しです。
徳和集落の道標が出てきました。
徳和集落というと、
もう間近な感じがしますね。
徳和峠につきました。
あとは舗装道を下っていって徳和駐車場までいけます。
この舗装道を下っていきます。
途中、害獣対策用のゲートを通過していきます。
徳和集落が見えます。
分岐になりますが、
徳和駐車場へはどちらの道でも行けるようです。
左の道のほうが徳和駐車場まで近いようですが、
あえて「乾徳山登山口バス停・P」という
案内の方面から徳和駐車場へ向かいます。
そのまま集落のほうへ下っていく感じですね。
徳和山と呼ばれている場所もあるんですね。
登山で登る山と寺社というものは、
結構ありますよね。
乾徳山登山と合わせて、
このような寺社めぐりも面白そうです。
こちらの吉祥寺から徳和駐車場はすぐです。
お疲れ様でした〜
乾徳山日帰り登山|今回使った地図
乾徳山日帰り登山|見どころ
今回登ってきた乾徳山の見どころは次の3つです。
- 国師ヶ原(極楽平)
- 月見岩付近の原風景
- 乾徳山山頂からの景色
景色の眺望という点では曇りという天候とガスが発生していたので、
クリアではありませんでしたが魅力は充分にありました。
国師ヶ原や月見岩付近の原風景は、
個人的にとても好きな風景です。
また違う季節に訪れてみたいですね。
乾徳山日帰り登山|感想
乾徳山は標高が2,031mの山ですが、
このクラスの山になると
近隣の低山の山々を同等の目線で見ることができるので、
低山から眺める風景とは違う風景を見ることができた感じがします。
月見岩付近や国師ヶ原の風景などは、
山ならではの雰囲気が強くあって、
ぜひまた訪れたい場所です。
乾徳山は岩場も多く山行には少し苦労しますが、
それに伴う山の味わいは大きなものがあります。
今回の山行では雪が残る山で、
軽アイゼンが持参していれば、
もっと安全に登山ができて楽しめたのではないかと思います。