こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今回の記事では登山では必携ともなってきた
登山でのモバイルバッテリーの選び方とポイントを紹介します。
これからモバイルバッテリーを選択するうえで、
参考になれば幸いです。
目次(クリックするとジャンプできます)
登山でのモバイルバッテリーは重要必携アイテム
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/uploads/2024/03/smartphone-4396169_1280-1024x768.jpg)
ほとんどの登山者の人が
登山をしているときにスマートフォンを携帯していると思いますが、
スマートフォンは登山をするうえでも手放せない機器となっています。
仮に登山中にスマートフォンの充電がなくなってしまった場合、
スマートフォンで利用していた次のような利用が
できなくなってしまいます。
- 連絡(電話、LINEなど)
- 登山アプリの利用
- インターネットの利用(Web閲覧など)
- 写真撮影
特にスマートフォンで登山アプリを利用して
登山をしている人などは
紙地図などを所持していない場合は、
道迷いなどをしてしまう可能性があります。
登山ではスマートフォンに限らず、
色々な機器類を所持しますが、
そのような機器にも充電できるのがモバイルバッテリーです。
基本的にはモバイルバッテリーから出力される規格と
充電する機器に入力される規格のケーブルが必要です。
登山で主に使われるであろう機器を列記してみると
主に次のような機器にモバイルバッテリーを利用できます。
- タブレット
- PC
- カメラ
- 喫煙器具
- ヘッドライト
なおタブレットなどをモバイルバッテリーで充電するには、
モバイルバッテリーの出力電流が高くないと充電できないものもあります。
タブレットを充電することがある人は最大出力電流が2.0A(=2,000mA)以上の
モバイルバッテリーを選びましょう。
登山でのモバイルバッテリーの選び方
登山に携帯していくモバイルバッテリーを
選ぶポイントは次の通りです。
- 容量
- 重量
- 出力電力
- 充電スピード
- 複数同時充電
容量|登山の山行に合わせて容量を選択しよう
モバイルバッテリーの容量を選ぶには、
充電したい機器の容量と充電する回数によって選びます。
登山に関して言えば日帰りから小屋、テント泊まで
山にいる時間と機器の使用状況、機器を充電する回数などにより、
容量を選択します。
ハチ
こちらは登山での山行状況によって
選択するモバイルバッテリーの目安です。
日帰り登山 | 小屋・テント泊(1泊) | 小屋・テント泊(2泊以上) |
5,000〜10,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh〜 |
登山アプリの電池消耗は結構激しいので、
登山アプリの電池消耗の具合というものを知っておくと、
実際の山行時でのモバイルバッテリー選択に役立ちます。
近年のスマートフォンのバッテリー容量は
ディスプレイの拡大や機能性の向上により、
増加傾向にありますが、
おおよそエントリーモデル、ミドルレンジモデルは3,000〜4,000mAh、
ハイエンドモデルは4,000〜5,000mAhの
バッテリー容量となっています。
ハチ
モバイルバッテリー表示の容量に対して、
実際に充電できる容量は容量の65〜70%です。
これは充電を機器に供給するためにも
モバイルバッテリー自体も電力を消費しているからです。
意外と実際に充電できる容量が少ないことがわかります。
容量表示 | 実際に充電できる容量 |
3,000mAh | 1,950mAh |
5,000mAh | 3,250mAh |
10,000mAh | 6,500mAh |
20,000mAh | 13,000mAh |
充電をする機器と実際に充電できる容量、
そして充電回数と登山山行を考えて
容量を選択していきましょう。
重量|5,000〜10,000mAhの重量差はあまりない
登山では少しでも重量を減らしたいので、
モバイルバッテリーもなるべく軽量のタイプを選択したいものです。
容量が大きくなると重量も大きくなります。
モバイルバッテリーの容量と重量の目安は次のとおりです。
5,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh〜 |
約100〜150g | 約180〜230g | 約400〜550g |
登山の山行に応じてモバイルバッテリーの容量を選びましょう。
モバイルバッテリーの容量と比例して重量も大きくなりますが、
容量が5,000mAhと10,000mAhの比較では、
容量は倍ですが重量は100gほどの差になります。
容量が倍になれば電力供給の安心感は格段に違います。
紛失などのトラブルに応じるためにも
大容量が必要な場合は2個持ち(10,000mAhを2つなど)を
検討するのもありです。
出力電力|充電スピードに関連する数値
モバイルバッテリーの仕様として、
気にしてもらいたいのがモバイルバッテリーの
ワット数(単位:W)です。
モバイルバッテリーのワット数は
充電スピードに大きく影響します。
通常スマートフォンでは
18Wあれば高速充電できますが、
機種などによっては20W必要な場合もあります。
充電スピード|急速充電搭載機器が標準になりつつある
充電スピードにはモバイルバッテリーのワット数が
関わっているということは前述しましたが、
充電規格というものにも注目しましょう。
AndroidスマートフォンではQC(Quick Charge)、
iPhoneではPD(Power Delivery)に対応していて
モバイルバッテリーも各規格に合わせたモバイルバッテリーを
利用する必要があります。
使用するケーブルなども規格に合わせたものを使用しましょう。
通常充電に比べて急速充電(W数により異なる)では
約2〜3倍ほど早く充電することができます。
複数同時充電|出力ポートは2ポート以上が便利
同時に充電できるということは、
機器類の充電にかかる時間を半分にできるということです。
ポートが複数あることにより、
スマートフォンに限らず
デジタルカメラやヘッドライト、スマートウォッチなどの機器類にも
同時に充電することができます。
メーカーはAnker(アンカー)がおすすめ
![Anker](https://asobilifegogo.com/wp-content/uploads/2024/03/mika-baumeister-GzUnfzZZRQo-unsplash-1024x683.jpg)
近年では各メーカーのモバイルバッテリーが発売されていますが、
充電関連製品でトップの販売実績を誇る
「世界ナンバーワンモバイル充電ブランド」である
Ankerがおすすめです。
モバイルバッテリー業界を牽引する
Anker製品のメリットは次の通りです。
- Anker独自の急速充電技術PowerIQ
- 最大24ヶ月の製品保証
- 用途に応じた豊富な製品ラインナップ
- 幅広い互換性(スマートフォン以外の機器に充電可能)
登山でのモバイルバッテリーの役割はとても重要ですので、
信頼のおけるメーカーを選びたいものです。
Anker 容量5,000mAhタイプ
登山では最低限持ち合わせたい容量というのが、
5,000mAh容量のモバイルバッテリーです。
スマートフォンでおおよそ1回弱の充電をすることができます。
5,000mAh容量のモバイルバッテリーは
次のような登山者の人におすすめです。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/uploads/2024/03/yamanobori_tozan_man.png)
自宅を出発してから帰宅するまで
モバイルバッテリーで
スマホを利用できるようにしたい
- 登山では日帰りがメイン
- 山行中の登山アプリの電池消耗に不安を感じている
- なるべく軽量のモバイルバッテリーがほしい
5,000mAh容量のモバイルバッテリーは
しっかり充電するというよりは、
現在使っているアプリを継続して利用するなど、
現状を維持していくという用途が強いバッテリー容量です。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
容量 | 5,000mAh |
重量 | 102g |
外形寸法 | 約77×37×25mm |
急速充電 | PowerIQ 22.5W |
出力ポート | 3ポート |
備考 | USB-C一体型 |
PowerIQ搭載(急速充電)のUSB-Cポート搭載のモデルになります。
USB-Cケーブルが必要ありません。
登山の山行中などに充電することができます。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
容量 | 5,000mAh |
重量 | 約185g |
外形寸法 | 約78×44×31mm(プラグ部除く) |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 最大30W |
出力ポート | 3ポート |
備考 | コンセント一体型 |
コンセントを装備したPD、PowerIQ搭載モデルになります。
電源供給のできるお店や宿泊先などでの電源供給が
スムーズにできます。
Anker 容量10,000mAhタイプ
モバイルバッテリーの容量が10,000mAhのタイプは
登山での日帰りから1泊山行までカバーする
携帯、実用にも優れた容量になっています。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/uploads/2024/03/camp_tent.png)
1〜2日間の山行でモバイルバッテリーで
機器を充実して利用したい
- 日帰りの他に1泊の小屋やテント泊もする
- スマートフォン以外の充電もする
10,000mAh容量のモバイルバッテリーは
充電したい機器をフル充電したい目的に加えて、
携帯性にも優れているのでバランスの良い容量です。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
容量 | 10,000mAh |
重量 | 約246g |
外形寸法 | 約153×72×16mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 25W |
出力ポート | 3ポート |
備考 | 最大25Wの急速充電 |
容量10,000mAhのUSB PD、PowerIQ搭載モデルです。
5,000mAhのタイプと比べると重量が100gほど増加しますが、
容量が倍ですので登山などの山行では安心感があります。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
容量 | 10,000mAh |
重量 | 250g |
外形寸法 | 約153×72×16mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 3.0(Gen2)22.5W |
出力ポート | 2ポート |
備考 | USBケーブル一体型 |
容量10,000mAhのUSB PD、PowerIQ3.0搭載モデルです。
形状が平らなスリム形状なので、
山行中の携帯でも邪魔になることなく
あまり負担になりません。
Anker 容量20,000mAh以上のタイプ
登山をする人で
モバイルバッテリーの容量が20,000mAh以上がおすすめの人は
次のような人です。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/uploads/2024/03/nebukuro.png)
山行の間、機器の利用をしていきたい。
モバイルバッテリーの2つ持ちも検討している
- 2泊以上の山行をする
- スマートフォン以外の充電もする
- 長時間利用する可能性がある
モバイルバッテリーの重量は重くなりますが、
長時間、複数の機器などを充電するには必要な容量です。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
容量 | 20,000mAh |
重量 | 345g |
外形寸法 | 約113×72×31mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 22.5W |
出力ポート | 2ポート |
備考 | USBケーブル内蔵 |
容量20,000mAhのUSB-CケーブルがBuilt-in(内蔵)タイプの
モバイルバッテリーです。
急速充電(USB PD、PowerIQ)に対応しています。
Buit-inですので
ケーブルの紛失や忘れなどに気を使う必要がありません。
こちらの機種は10,000mAhタイプに100gほど増加されたほどの重量です。
近年では容量による重量の差が縮まっている傾向があるようです。
大容量が必要なユーザーにはおすすめの機種です。
![](https://asobilifegogo.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
容量 | 20,000mAh |
重量 | 476g |
外形寸法 | 約167×83×24mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 3.0(Gen2) 22.5W |
出力ポート | 3ポート |
備考 |
容量20,000mAhのUSB PD、PowerIQ3.0搭載モデルです。
3ポートで同時に3台の機器に充電できます。
登山ではモバイルバッテリーの2台持ちも有効
![モバイルバッテリー](https://asobilifegogo.com/wp-content/uploads/2024/03/battery-pack-1049666_1280-1024x682.jpg)
登山では山行中にスマートフォンなどの
機器類が使用できないことを避けるために
モバイルバッテリーの2台持ちもおすすめです。
5,000mAhタイプ2台持ち
山行中にモバイルバッテリーを紛失するというリスクも考えて
容量を分散して持ち歩くということも一つの方法です。
合計10,000mAhなので、
充電する機器や回数にもよりますが、
スマートフォンだけなら
日帰りから1泊までをカバーできます。
5,000mAhタイプ、10,000mAhタイプの2台持ち
1泊の山行に余裕が持てる組み合わせです。
合計15,000mAhですから
1泊で2日間の山行でも充分に活躍してくれる組み合わせ容量です。
日帰りから1泊まで汎用性が高く
予備という意味でも価値ある組み合わせです。
20,000mAhタイプ、10,000mAhタイプの2台持ち
2泊以上の登山で所持しそうな組み合わせですが、
自分自身が車中泊をして2日間の山行などで使用しているのが、
この組み合わせです。
山行中は10,000mAhタイプのみを持ち歩いて、
20,000mAhタイプは車中に置いておきます。
山行中以外では20,000mAhタイプで
充電するようにして、カーバッテリーの充電なども
積極的に行うようにしています。
少し容量の多い組み合わせになりますが、
自宅を出発してから、登山、帰宅に至る道のりまで
安心して機器類を利用することができます。
ハチ
登山でのモバイルバッテリーの選び方|まとめ
登山では必須のアイテムとして、
登山アプリなどの利用で電池を消耗してしまうのが、
スマートフォンですが、付随してモバイルバッテリーの需要も
高まっています。
近年では大容量のモバイルバッテリーの形状、
重量などもコンパクトになってきており
コストも抑えられてきています。
登山の山行スタイルなどを見合わせて、
適したモバイルバッテリーを選択し、
楽しい登山ライフにしましょう。