こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今回は山梨県南アルプス市にある櫛形山を登ってきました。
櫛形山は南アルプス(赤石山脈)の前衛峰にある日本二百名山の山となります。
櫛形山のコースでは
南アルプスと富士山の眺望が素晴らしいので
個人的にもおすすめしたい山の一つとなりました。
では、早速マイカーの駐車場から紹介したいと思います。
目次(クリックするとジャンプできます)
マイカーでの駐車場
櫛形山登山での登山ルートは数多くありますが、
最も櫛形山山頂までの距離が近い駐車場が
こちらの池の茶屋登山口駐車場です。
トイレ、避難小屋など設置されている駐車場です。
- 住所:〒400-0514 山梨県南巨摩郡富士川町平林
- 駐車台数:約20台
- 営業時間:24時間
- 駐車料金:無料
- 備考:簡易トイレあり
駐車場は白い線も引かれているので駐車する際に便利です。
池の茶屋登山口までの林道は冬季通行止めとなりますので、
事前に通行止め情報を確認しましょう。
引用元:山梨県
こちらは令和5年12月11日(月)〜令和6年中旬(予定)の
丸山林道〜櫛形山方面、櫛形山登山口までの通行止め情報です。
櫛形山登山ルート
こちらは池の茶屋登山口にある避難小屋に掲示されている
櫛形山案内図です。
櫛形山登山では複数の登山道があります。
- 南尾根登山道
- 中尾根登山道
- 北尾根登山道
- 丸山登山道
各登山道に櫛形山林道が横切るようにあり、
他に池の茶屋林道、丸山林道などが山内にあります。
池の茶屋林道駐車場周辺の2つの登山口がある
今回の櫛形山山行では櫛形山山頂に一番アクセスが近い池の茶屋林道から
池の茶屋登山口駐車場に駐車しました。
池の茶屋駐車場周辺には2つの登山口があるので、
櫛形山の行きたいポイントやルートによって
ルートを選択していきましょう。
池の茶屋林道登山口
こちらの池の茶屋登山口は
池の茶屋登山口駐車場から避難小屋の脇を通り
少し奥にいった場所にあります。
写真のように道標が立っています。
獣害よけの柵を通過すると入山することができます。
こちらのルートは数ある櫛形山登山ルートの中でも
櫛形山山頂への最短ルートです。
櫛形山トレッキングコース入口
池の茶屋登山口駐車場から避難小屋とは反対に道を少し下っていくと
櫛形山トレッキングコース入口があります。
次のように櫛形山トレッキングコースの地図が掲示されています。
櫛形山山頂に行くには周回して
後半に櫛形山山頂に到着するルートですが、
北岳展望デッキに30分ほどの時間で到着できます。
櫛形山のルートでは
南アルプスの眺望が見れる場所が多いので、
眺望などのポイントを押さえてルートを選択していくと良いでしょう。
今回行ってきた登山ルート・天気
今回の櫛形山山行では先に櫛形山を登頂して
周回してくるルートです。
- 所在地:山梨県南アルプス市
- エリア:赤石山脈
- 標 高:2,052m
- 体力度:
- 難易度:
- おすすめ度:
- 登山レベル:初級者向け
- 山行日:2024/10/19(土)
- 登山ルート:池の茶屋林道駐車場→櫛形山(奥仙重)→櫛形山山頂→裸山→アヤメ平→もみじ沢→北岳展望デッキ→池の茶屋林道駐車場
- コースタイム:約7時間30分(6:20〜13:50)休憩含む
※標準コースタイムは約4時間20分です - 歩行距離:約9.6km
- 天気:晴れ
- 備考:日本二百名山
登山ルート
おおよそ10km弱の距離でしたが、
展望ポイントなどが多くあるので
結構、箇所箇所で長居をしてしまいました。
天気
山行中は晴れの天候でしたが、
展望先の山に雲が多かったために
スッキリとした展望は見れませんでした。
櫛形山登山|登山概要
池の茶屋登山口駐車場から出発です。
避難小屋左脇を進んでいくと登山口があります。
その前に避難小屋の周辺を少し見てみます。
小屋の側面には櫛形山の案内図が掲示されています。
やはり現地の地図は見やすいですね。
自分は現地の地図が一番見やすいと思っているので、
必ず登山の際は現地の地図を写真で収めていきます。
小屋の横には簡易トイレが2つ設置されていますね。
避難小屋というよりは休憩所という感じなのでしょうか。
町営の温泉施設の掲示がされています。
下山あとの温泉は良いですよね。
小屋の中を少し見てみます。
手洗い用の水が設置されていました。
やはり避難小屋というよりは休憩所といった作りのようですね。
色々な写真なども飾られていて
小屋内は整理されている感じです。
管理されている方がいるようです。
ありがたいですね。
では害獣よけの柵を越えて入山していきます。
少し歩いたらすぐに獣害よけの柵です。
シカ対策を万全にしているのか、
櫛形山のルートは獣害よけの柵が多いです。
では登山道を歩いていきます。
櫛形山の登山道の第一印象は
草木が豊富ということです。
雨上がりということもあるのか、
草木が生き生きとしている感じがします。
陽射しも上がってきました。
朝日に照らされて木々が鮮やかです。
朝は気持ちいい。
山の合間から富士山が見えます。
富士山の右側の毛無山も見えますね。
櫛形山は展望が良い場所にはベンチが設置されている感じですね。
道標通り櫛形山山頂方面に進みます。
本当に害獣よけの柵が多いです。
南アルプス展望台に到着です。
写真のように南アルプスの山々を山座同定できるようになっています。
掲示されている写真のパネルを北から南へと見てみましょう。
北側は甲斐駒ヶ岳から見える眺望になっています。
北岳、間ノ岳、農鳥岳、3,000m級の眺望を見ることができます。
こちらは南アルプスの中央部に位置する展望であり
日本百名山である塩見岳などの展望があります。
悪沢岳、聖岳などの展望があります。
南アルプス最南端である光岳(日本百名山)までは見れないようですが、
笊ヶ岳あたりまでは見えるようです。
では実際に南アルプスの北側から見てみます。
アサヨ峰の中腹あたりが見えていますが、
甲斐駒ヶ岳は雲で見えないですね。
白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)も全体的に
山頂付近に濃い雲が連なってしまっています。
南アルプス中央部は比較的形容がなだらかな展望ですが、
やはり山頂付近の雲が多いですね。
手前の紅葉と南アルプスのコントラストで良い感じです。
南アルプス南部は少し特徴的な山容も多い感じで
悪沢岳(日本百名山)などもわかりますね。
櫛形山の南アルプス展望台は、
今回少し雲が多い展望でしたが、
3,000m級の山が連なる南アルプスの展望、
南アルプスをアタックしたときがある人などが
南アルプスを見渡して感慨深い思いになる展望だと感じました。
では、南アルプス展望台から先に進みます。
紅葉というよりは黄色づいている草木も鮮やかで綺麗です。
富士山が展望できる場所にきました。
上空には雲がありますが、
雲海と影のように見える富士山が幻想的です。
やはりベンチが設置されています。
櫛形山は登山道もきれで整備されていますし、
ベンチなどもあってハイカーにとって良い山です。
今年は紅葉が遅いようですが、
地球の温暖化が植物や動物にまで
多くの生き物の影響しているんですね。
櫛形山を登っていて感じたのが巨木の多さです。
伐採などもせずに自らも成長して
守られてきた木々が結構ある感じです。
櫛形山の奥仙重です。
標高2,052mと記載されていますが、
山頂はこの先になります。
三角点も設置されています。
少し歩いていくと開けた場所から富士山が見えます。
櫛形山は富士山の展望がある場所が多くあるので、
富士山を見たい人にもおすすめです。
一応、ピンクリボンなども設置されていますが、
あまり迷うような道はなかったと記憶しています。
櫛形山山頂に到着です。
櫛形山山頂には山梨百名山の標柱がありますが、
櫛形山は日本二百名山にも選定されています。
櫛形山は広いスペースがあり、
食事や休憩をするにも最適です。
少し木々が生い茂っていますが、
富士山の展望もあります。
古い標柱が立てかけられています。
今回は周回で歩く予定なので、
次は裸山を目指します。
気持ちの良い道を歩いていきます。
少し面白い形の巨木。
本当に櫛形山は巨木が多い。
バラボタン平西分岐という地点の道標です。
右方面の伊奈ヶ湖や氷室神社は
南尾根や中尾根登山道のルートのようです。
今回は左側の裸山、アヤメ平方面に進みます。
また道標が出てきました。
アヤメ平には直進でも右でも両方行けるようですが、
右側は原生林コースとなっています。
今回は原生林コースには行かずに
直進のコースを選択しました。
すごい太さのカラマツの巨木です。
紅葉が目を楽しませてくれます。
道標が出てきました。
裸山は左です。
コヒョウモンモドキという蝶の生息地のようです。
裸山山頂に到着です。
こちらの裸山山頂からは富士山と南アルプスの展望があります。
富士山は先端のほうだけ見えます。
雲で冠雪しているように見えますね。
南アルプス方面の展望は北岳や間ノ岳が見えるのですが、
山頂付近に濃い雲が多いですね。
まぁ櫛形山は南アルプスの展望が良いことが知れたので、
展望は次回の楽しみにしておきます。
ちょっとここで食事休憩。
今回はセブンづくしの食事です。
おでん、半熟煮たまご、国産さばみそ煮。
各自温めて食べます。
煮玉子が美味しかったですが、
やはり缶詰は良いですね。
しかし、やはり食事には
しっかり白飯もほしいと思いました。
食事も済んだところで、
次はアヤメ平に向かいます。
サルオガセがすごいです。
山でたまに見かける草ですが、
今回調べて名前を初めて知りました(笑)
アヤメ平まではもう少しです。
なんだか鮮やかなので写真で撮ってみました。
せっかく山にきてるのだから、
山で見られる木、植物などにも関心を持って知識を深めると
より登山が面白くなるのかもしれません。
しかし櫛形山は立派な木が本当に多いです。
信仰の高い山などは巨木が多い印象がありますが、
櫛形山は登山道から巨木を見ることができます。
あやめ平避難小屋まできました。
中を覗いてみました。
すっきりしている感じです。
自分もいつかは避難小屋を利用して登山するときが来るのでしょうか?
アヤメ平からは丸山登山道や北尾根登山道に行くことができます。
自然記念物であるアヤメ群落について掲示されています。
アヤメ平は分岐の場所でもありますが、
車の駐車してある池の茶屋登山口駐車場に戻るには
写真にあるトレッキングコース、池の茶屋Pの方面に進んでいきます。
他の登山道方面と比べて道がわかりづらい感じですが、
道標通り下記の写真の方面に進んでいきます。
木道を歩いていきます。
池の茶屋登山口の道標が出ています。
こちらからは約2時間25分です。
これからは櫛形山トレッキングコースというコースを歩きます。
池の茶屋登山口駐車場付近にあった
櫛形山トレッキングコース入口という登山口に行くルートです。
進んでいきます。
本当に巨木が多い。
木々の間から南アルプスが見えますが、
鳳凰三山、夜叉神峠方面のようです。
裸山はさきほど登ってきましたが、
アヤメ平から回り込んで歩いてきたので、
こちらが裸山のコルという地点です。
もみじ沢、ベンチが設置されています。
急坂注意という注意喚起があります。
櫛形山は駐車場地点の標高も高く、
標高差もあまりないので比較的歩きやすいですが、
唯一こちらは少し急な斜面を歩きます。
丸太階段を歩いていきます。
こちらはどちらの道でも行けるのですが、
休憩所方面に行ってみます。
休憩所です。
休憩所にはベンチが設置されています。
櫛形山は全体的にしっかりしたベンチが設置されていますね。
次は北岳展望デッキを目指します。
北岳展望デッキの道標が出ています。
スタート時点で見かけた草が多く自生しています。
山の木や草、花などもこれから知っていこうかな。
北岳展望デッキに到着しました。
北岳展望デッキで少しリュックをおろします。
北岳展望デッキからの展望は
雲で隠れてメインの北岳や甲斐駒ヶ岳は見えませんでした。
鳳凰三山はどうにか見えています。
手前に夜叉神峠も見えます。
以前に夜叉神峠から鳳凰三山の薬師岳を登ったときがありますが、
やはり自分が登った山を眺めるというのは良いものですね。
そのときの山行はこちらの記事で書いています↓
鳳凰三山(薬師岳)日帰り登山|夜叉神ルートからのピストン山行【苺平→辻山からのパノラマがおすすめ】こちらの北岳展望デッキでは
南アルプスの北岳から北側よりの展望と
八ヶ岳なども見えるようです。
登りで見た南アルプス展望台と合わせて、
こちらの北岳展望デッキからの眺望で、
より南アルプスの展望を知ることができます。
池の茶屋登山口までは
あと20分ほどです。
途中に南アルプスの南部の眺望があるところがあります。
もうちょっとスッキリ見たかったですね。
しっかり柵がしてある道を歩いていきます。
今回は先に櫛形山に行くルートを選択しましたが、
反対ルートも南アルプスの展望があったりすので
面白いかもしれません。
池の茶屋登山口まできました。
駐車場も見えますね。
今回の山行は以上になります。
お疲れ様でした〜
櫛形山登山|見どころ
櫛形山では南アルプス、富士山などの眺望を複数の場所で楽しむことができました。
まず南アルプスの展望は主に次の場所から見ることができます。
- 南アルプス展望台
- 裸山山頂
- 北岳展望デッキ
こちらは南アルプス展望台からの展望です。
甲斐駒ヶ岳から笊ヶ岳ぐらいまでの南アルプスの展望があります。
こちらは裸山山頂からの景色です。
この日は雲がかかってしまいましたが、
北岳、間ノ岳の大きな展望があります。
こちらは北岳展望デッキからの展望です。
やはりこの日は雲がかかっていますが、
甲斐駒ヶ岳、北岳の展望がある場所です。
このように南アルプスを見たいなら櫛形山という感じです。
そして富士山。
富士山は池の茶屋登山口駐車場から
裸山ぐらいにかけて眺望ポイントが複数あります。
この日は前日の雨ということもあってか、
雲海に富士山というカッコイイ富士山が見れましたが、
大きくバランスの良い富士山の眺望はおすすめです。
このように櫛形山のコースでは
複数の南アルプスや富士山の展望ポイントがあります。
車でアクセスした場合、
池の茶屋登山口駐車場から比較的短時間で
このような展望が見れます。
今回使った地図
感想
今回は前々から気になっていた櫛形山に行ってきましたが、
南アルプス、富士山の眺望が印象的でした。
特に南アルプスは櫛形山の位置や立地的にも
多方面からパノラマの南アルプスを見渡せるので、
これから南アルプスを挑戦したい人や
南アルプスを既に登っていて思いにふけりたい人にもおすすめです。
素晴らしい山でした。
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