こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今回は山梨県大月市、上野原市にある三ッ森北峰、麻生山を登ってきました。
麻生山は甲斐百山に選定されている山ですが、
三ッ森北峰の山頂からは素晴らしい展望があります。
今回の記事では
交通アクセスや登山口、登山ルートなどを紹介しています。
これから三ッ森北峰や麻生山の登山計画する際の
参考にしていただければ幸いです。
目次(クリックするとジャンプできます)
交通アクセス(電車、バス)
公共交通機関を利用してアクセスする場合、
電車とバス(富士急バス)を利用してアクセスできます。
今回のスタート地点は富士急バス停(杉平入口バス停)になります。
杉平入口バス停は
前回の記事「駒止嶺」で利用したバス停(富岡バス停)の
一つ隣の停留所となります。
電車は中央本線のJR猿橋駅、JR大月駅などから
バスやタクシーを利用して
富士急バスで小菅の湯方面に乗って
「杉平入口」のバス停で下車します。

JR各駅からの路線バスを利用するのが一般的ですが、
1日の運行本数が少ないので
山行時間と見合わせて利用する必要があります。
4〜7月、9〜12月中旬の土日祝日などは
ハイキングバスなども運行されますが、
運行本数が少ないので事前に確認してください。
タクシー利用では複数人数で乗車することによっては
コスト面で有効です。
コースタイムや距離などを考慮して
バスやタクシーを利用しましょう。
今回登ってきた登山ルート・天気
今回は山梨県上野原市と大月市にまたがる三ッ森北峰と麻生山を登るルートです。
- 所在地:山梨県大月市、上野原市
- エリア:奥多摩、高尾
- 標 高:1,240m
- 体力度:
- 難易度:
- おすすめ度:
- 登山レベル:中者向け
- 山行日:2025/1/18(土)
- 登山ルート:杉平入口(バス停)→鋸尾根→三ッ森北峰山頂→尾名手峠→麻生山→尾名手峠→長尾根→杉平入口(バス停)
- コースタイム:約8時間25分(8:45〜17:10)休憩含む
※標準コースタイムは約6時間45分です(多少、ルートの違いあり) - 歩行距離:約11.0km
- 天気:晴れ
- 備考:
登山ルート
杉平入口バス停から鋸尾根、長尾根を経由した周回ルートです。

天気
山行中の天気は雲もなく最高の晴天でした。
遠くの展望も良く見ることができましたね。
登山概要
富士急バスの「杉平入口」バス停から出発です。

バス停横に登山口表示がされています。
今回の目的地である北峰(三ッ森北峰)、麻生山、鋸尾根などの
道標が出ています。
路線バス通りの国道139号線から細い道を赤い矢印通りに
下に下っていきます。

途中に鋸尾根、北峰の道標が出ています。
今回は鋸尾根を歩いて北峰(三ッ森北峰)に行く予定で、
北峰山頂までのコースタイム約2時間30分かかる予定です。

橋を渡っていきます。

橋の下を流れるのは葛野川です。
小姓加圧ポンプ場という小屋のような建屋の横を
通過していきます。

今日は快晴の青空です。
北側には大峰が見えます。

こちらにも鋸尾根、北峰の道標が出ています。

道路の左側に鋸尾根、権現山という道標が出ています。
こちらを矢印方面に進んでいきます。

実質、こちらから入山していくという感じですね。
また鋸尾根、権現山の道標が出ているので、
写真の赤い矢印方面に進みます。

この周辺で複数のハイカーさんと話しをしたところ、
You Tubeの動画で三ッ森北峰が紹介されているらしくて、
みなさん動画を見て今回訪れていると言っていました。
南方面を見ると富士山が顔をのぞかせています。

では、登山道を進んでいきます。

登山道に落葉が沢山落ちています。

木々の間から富士山が見えます。

ここ周辺のルートは開けた場所は少ないのですが、
立地的にも富士山の展望できる場所が結構あります。
富士山を見ながら登山できるも良いですよね。
正面に見えるのは近くにある百蔵山です。

一応ピンクリボンが設置されていますが、
落葉が多く若干道がわかりづらそうな雰囲気。

麓の集落が見えます。
遠くに見える大きな青い屋根は
おそらく瀬戸小学校(現在は校舎なし)の体育館の屋根ですね。

こちらには雁ヶ腹摺山(旧五百円札裏面の撮影地)が見えます。

尾根を歩いていきます。
尾根はどの山も気持ち良い。

先週、このあたり周辺を歩いたときは
誰とも会いませんでしたが、
今日は複数人の人と会ってビックリでした。

場所によっては落葉が多くあります。
落葉は窪みに堆積(たいせき)している感じですね。

このように開けているところでの落葉は道を覆ってしまって
道の判断が難しいですね。

落葉は仕方ないのですが、
落葉がない場所を歩くと歩きやすく感じます。

ピンクリボンはあるものの、
やはり道がわかりづらいですね。

思い返して見ると、
去年の1〜2月は登山をしなかったので、
冬場の登山道ってこんな感じなのかな、
とも思ってみる。

道標が破損していて下に落ちていました。

やはり道標が出ていると安心感があります。
左側が切れ落ちているところを歩いていきます。

鋸尾根を遠くから見るとノコギリ状になっているピークが
3つほどあるのですが、
こちらのピークに向かう道はノコギリ状の刃の部分でしょうか?

ところどころに結構岩がありますね。

少し細い道ですが、
ときおり歩きやすい道に出ます。

ときおりピンクリボンが出ていますが、
あとで写真を見返して見ても少し登山道が
わかりづらいですね。
やはり落が多いのと
あまりハイカーに歩かれていないからかもしれません。

またピークのような場所を登ります。

三ッ森北峰までは
あと少しです。

鋸尾根の道標が出ています。

三ッ森北峰山頂に到着です。

大きな鏡が木に設置されていて破損しています。

凄い。
絵画のような眺望です。

大月市内の集落、都留市町並みなども見えます。

大月市内の山々などが眼下に見えて
遠方に富士山がそびえる姿がなんとも言えません。
西方面は大菩薩連嶺の山々がそびえて見えます。

三ッ森北峰は大月市の秀麗富嶽十二景にも選定されていない山ですが、
この景色は選定されている山に匹敵する眺望です。

まだまだ無名の山の絶景ポイントはたくさんありそうですね。
三ッ森北峰山頂からの景色を満喫して
休憩したところで次は麻生山に向かいます。
麻生山へのルートは登りできた道と反対の方面ぐらいに
写真のように細い道があります(北峰山頂山名板の右側)。

道を進んでいきます。

北方向には雲取山が見えます。

岩の険しいところを歩いていきます。

次のポイント地点は尾名手峠です。

尾名手峠につきました。

尾名手峠は分岐の地点になっています。

ここから麻生山まで行ってきて、
引き返してきて、またこちらの尾名手峠から
駒宮方面に下山する予定です。
では、麻生山方面に向かいます。

麻生山北峰に到着しました。
古い山名板があります。

そして少し進んで麻生山山頂(甲斐百山)に到着です。

三等の三角点が設置されています。

麻生山山頂付近は木々に囲まれています。

今回の山行中に出会った
他のハイカーさんと話しをしたところ
杉平入口バス停→三ッ森北峰→麻生山→権現山→扇山→JR鳥沢駅、
距離約16km、コースタイム約10時間15分(扇山→JR鳥沢駅のルートは複数あり)、
というルートの方が多かったですね。
自分自身は目的である麻生山も登ることができたので、
当初の予定通り、尾名手峠から駒宮方面を長尾根を使って下山します。
尾名手峠まで戻ってきました。

駒宮方面に進みます。
歩く道はなんとなくわかりますが、
先行きが少し心配な感じの道です。

少し道がわかりづらいですね。

ロープが張られています。
自分はロープを避けて右側の道を進みます。

どうやらロープの右側の道は間違いだったようで
斜面をトラバースするような形で進みますが
足元が崩れやすい土質のようで苦労します。
上の方に木にかかっているロープがありましたが、
どのような意味なのかわかりません。

道が違うようなので、
最初に見たロープまで戻ります。
地図アプリを見てみるとルート上にはいるものの
歩いていく道がわかりません。

地図にある長尾根分岐は先週に行ったので、
そこまで来れば下山できます。
もともと薄い踏み跡に加えて落葉もあり
道探しに右往左往しました。

後で見返してみると、
登山道や付近を歩いていたようでしたが、
やはりマイナーな山は注意が必要ですね。

結局のところ途中で登山道らしき道がわかって、
麻生山への別ルートの途中に出ることができました。
そして、長尾根分岐まで無事たどり着けました。

長尾根分岐からは長尾根を下って駒宮に戻り
杉平入口バス停まで帰りました。
長尾根から駒宮のルートはこちらで紹介しています↓

今回の山行は以上になります。
見どころ
やはり今回の三ッ森北峰、麻生山山行の見どころといえば、
三ッ森北峰山頂からの展望です。

現在、雪山などをしない自分にとって、
低山からの絶景探しをする登山も面白いと感じましたね。


今回使った地図



感想
今回は三ッ森北峰山頂の景色に大満足の山行でしたが、
合わせて低山のマイナールートの注意点なども
改めて感じた山行になりました。
比較的、最近の山選びの傾向はメジャーな山が多かったのですが、
今回、低山やマイナールートを歩いてみて、
人や道標、ピンクリボンなども少ないことから
本来の山歩きや山力なども考えさせられました。
今回は良い景色も見ることができ、
そして自身が道に迷った経験もできたので、
今後の登山の動向についてや励みができたので良かったですね。

