こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今回は富士山を富士宮ルートから登ってきました。
富士山の閉山時(山小屋などの営業はしていない)の日帰り山行となりますが、
開山時の登山渋滞のようなものもなく快適に富士登山をすることができました。
今回は実際に登ってきた富士登山(富士宮ルート)の経験をもとに
マイカーでの駐車場や登山ルートなどを紹介しています。
これから富士登山の計画をしている人の参考になれば幸いです。
目次(クリックするとジャンプできます)
富士山登山 富士宮ルート|マイカーでの駐車場
富士山の静岡側の3つある登山口(富士宮口、須走口、御殿場口)の一つである
富士宮登山口では富士山の開山時前後に富士山スカイランより新五合目駐車場まで
マイカーで行くことができます。
なお富士山スカイランの冬季閉鎖中は
新五合目駐車場までマイカーで行くことはできません。
- 住所:〒418-0011 静岡県富士宮市粟倉
- 駐車台数:約350台
- 営業時間:24時間
- 駐車料金:無料
- 備考:トイレあり
こちらの駐車場は上り方面に駐車スペース(仮設トイレあり)があり、
登山口付近には道の両端に駐車できる場所があります。
道は一方通行になっていますので、
帰りは行きと違う道を使って県道180号線(富士スカイライン)を
下っていくようになります。
現在(11月下旬)、富士スカイラインは冬季閉鎖中ですので、
富士スカイラインが通行できませんので、
マイカーで富士宮口五合目駐車場まで行くことができません。
冬季閉鎖が解除されて富士山が開山されるまでマイカーで訪れることができます。
今回行ってきた登山ルート・天気
今回の富士登山では富士山の主な4つのルートから
富士宮ルートで登ってきました。
- 所在地:静岡県富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町、山梨県富士吉田市、南都留郡鳴沢村
- エリア:独立峰
- 標 高:3,776m
- 体力度:
- 難易度:
- おすすめ度:
- 登山レベル:中級者
- 山行日:2024/10/20(日)
- 登山ルート:富士宮ルート
- コースタイム:約14時間00分(3:45〜17:45)休憩含む
※標準コースタイムは約7時間00分です - 歩行距離:約9.6km
- 天気:晴れ
- 備考:日本百名山
今回の富士登山では、
日帰りの富士登山ということもあり
日暮れ頃に富士宮登山口に下山するという行程で
山行中は時間をかけてルート上を堪能してきました。
登山ルート
富士宮口(五合目)から剣ヶ峰を目的地としたルートです。
天気
富士山山行中はおおよそ晴れの天気でしたが、
時折曇がかかるときがありました。
富士登山概要
朝3時45分富士宮口五合目からスタートです。
富士山の閉山時期であり日帰りで戻ってくる予定なので
慎重をきして暗い時間からの早めの出発です。
まだ暗いのでヘッドライトを点けて歩いていきます。
すごく寒い。
アンダーウェアは必須です。
富士登山での各ルートの地図が掲示されています。
富士山表口五合目。
標高2,400m、もう充分に高い山の標高ですね。
閉山時期なので閉鎖されています。
六合目です。
各、行き先の距離が掲示されています。
今回、下山時に宝永山の山容の綺麗さに驚きました。
今度は宝永山に登ってみたい思いにかられました。
六合目雲海荘です。
開山時期なら賑わっているのでしょうね。
富士山は合目ごとに山荘があるので、
登る目安にもなりますし休憩にも良いですね。
富士山山頂と宝永山の分岐です。
今度富士宮口から宝永山に行くときはこちらからですね。
今回は富士登山ですので、富士山山頂の道標通り進んでいきます。
地図が掲示されています。
まだ先は長い。
石に矢印が書かれています。
開山時は混むのでしょうね。
やっぱり登山道は岩が多いですね。
空が明るくなってきました。
近くに巨大な雲がありますが、
このような光景も富士山ならではの風景ですね。
両端にロープが張られている登山道を歩いていきます。
雲が間近に見えます。
このような広大な雲の風景も富士山ならではな感じがします。
新七合目の御来光山荘です。
富士山のルートは合目ごとに山荘があって
休憩などの目安になっていいですね。
太陽は雲の向こうにあるようです。
先に進んでいきます。
富士山のルートは砂利土のような感じの
踏み込むと少し足が後退してしまうような歩行が
足への負担になるような感じがします。
太陽が少し見えてきました。
山行中はとても寒かったのですが、
太陽が出てくると気温が上がるのがわかります。
富士山は気温、体温などの調整が難しい山だと感じました。
西側の風景は青空に雲海です。
真っ青の雲ひとつない空です。
太陽が少しづつ上がってきました。
周りの雲が動いているのがわかります。
太陽がだいぶ上がってきました。
雲は雲海のようになってきました。
下界の風景は見えませんが、
別世界にきたような雰囲気です。
これが富士山からの風景ですね。
溶岩のような道を歩いていきます。
山行中に思ったのですが、
富士登山はこのような溶岩のような道を多く歩くので、
いかにストレスなく溶岩のような道をさばいて一歩一歩、歩いていくのかが
重要だと感じました。
空は真っ青ですね。
このような天気が続けば良いのですが・・・
元祖七合目の山口山荘です。
登山道は小屋の左側から進んでいきます。
一面雲の風景ですが、
富士山らしい風景のようです。
中位の岩がゴロゴロしています。
八合目の池田館が見えます。
富士山衛生センターがあるところです。
このように合目ごとに小屋などがありますが、
遠くに見える山小屋などが
実際に歩いてみると見た目とは逆に近く感じました。
逆に下山の下りでは眼下に見える山小屋などの距離が
見た目以上に長く感じてしまったのは
どのような心理状況なのでしょうか。
登山道の横に赤色の岩や砂利が目につきます。
火山特有のものなのでしょうか。
八合目池田館に到着です。
先に進んでいきます。
噴火したときの防御施設なのでしょうか。
間を通過していきます。
木にたくさんの硬貨が挟まれています。
周りが白くなってきました。
富士山は活火山ということもありますが、
やはり他の山とは違う雰囲気があります。
九合目の萬年雪山荘に到着です。
標高的にももう少しですね。
だいぶ周りが白くなってきてしまいましたが、
下界からすると富士山に雲がかかっている状態に見えるのでしょうか。
上空に青空が見えてきました。
富士山の天候はなかなか難しいですね。
富士山から下界の風景も見てみたいですが、
このような迫力の雲も富士山らしくて良いです。
この時期の富士登山では寒さを心配しましたが、
この時間帯になると気温、体温には少し安心感が出てきました。
九合五勺の胸突山荘です。
このように溶岩などの岩の多い登山道は初めてですが、
山行中はほとんどこのような道なので、
今後の富士登山では覚悟ができました。
立派な鳥居が建立されています。
神聖な場所という雰囲気です。
頂上富士館に到着です。
こちらには山座同定盤が設置されています。
結構、渋い感じの山座同定盤です。
富士山へはあと何回登りにくるかわかりませんが、
いつかは良い展望が見たいですね。
登山全般にそうですが、
天気と山行日程の選択は難しいですね。
眼下の山小屋は見えますが、
周りは雲一面です。
頂上富士館奥には頂上浅間大社奥宮があります。
富士山の歴史と信仰について書かれています。
お鉢巡りの地図が出ています。
お鉢巡りもいずれは周ってみたいと思っていますが、
お鉢巡りを周るとしたら、
泊まりが良いでしょうね。
剣ヶ峰の方面は頂上富士館の売店の横を進んでいきます。
公衆トイレの道標があります。
右側にはお鉢(大内院)があります。
お鉢の周りの山容は赤色に色づいた
独特の雰囲気です。
お鉢の中はすごい迫力です。
今度はぜひお鉢巡りをしてみたいです。
上に気象観測所の建屋が見えます。
剣ヶ峰は気象観測所建屋の近くにあります。
剣ヶ峰まではあと200mほどです。
気象観測所です。
日本最高峰富士山剣ヶ峰に到着です!
登山を始めたころから登りたいと思ってきた
富士山に登頂できました。
色々と躊躇しながら富士登山を先延ばしにしてきた自分ですが、
思い切って登ってきて大満足です。
三角点もありました。
富士山の三角点について書かれています。
富士山の気象について書かれたものが掲示されています。
富士山は気象が変わりやすいと書かれていますが、
実際、こちらの山頂にいた時間でも雲が流れている感じがしました。
念願の富士山登頂ができました。
一応、今回の富士登山の山行概要は以上になります。
下山での景色
富士山山頂の剣ヶ峰から下山のルートでも
素晴らしい景色があったので紹介します。
お鉢の周辺も一時は雲に覆われていましたが、
下山時に雲が晴れて姿を見せてくれました。
お鉢めぐりは1周するのに1時間30分ほど要するようですが、
今度はお鉢巡りをしてみたいですね。
このように間近の雲海は初めてかもしれません。
雲海一面だった景色から
少し雲がなくなっている場所があります。
空は青空が広がっています。
下山では姿が見えなかった宝永山が見えました。
とてもきれいな山容です。
西日に照らされた雲海もとても綺麗ですね。
相模湾と港のような場所が見えてきました。
今度富士山を登りにきたときは、
今回とはまた違う景色が見れそうです。
だいぶ日が落ちてきました。
この感じも良いですね。
下山での景色は以上になります。
富士山では場所、季節、時間などにより
色々な景色を見せてくれるようです。
今回の山行では富士山の登山での魅力を知ることができました。
個人的にも富士山はアクセスがしやすい山なので、
今後も富士山を登りにいきたいと思います。
今回使った地図
今回の富士登山で感じたことと今後の富士登山に向けて
今回の富士山登山では
富士山の閉山時に登山するということで
山小屋などの利用もせずに日帰り(2024年10月20日)での山行でした。
数ある富士山のルートでも
富士宮ルートを選択しての日帰り登山でしたが
実際に日帰りで富士山を登ってきた上での
反省点や今後の課題などを書いてみました。
個人的に感じたことなので、
参考にしてみてください。
- 防寒対策
- ストック(ポール)の利用
- 行動食
- 登山靴を始めとした登山用具の見直し
防寒対策
やはり富士登山では防寒対策は万全を期して
登らないといけないと感じましたね。
今回の富士登山の山行中は10月下旬で
晴れのち曇りという天候でしたが、
富士宮登山口(標高2,400m)からの寒さは相当のものでした。
事前に防寒対策は気にしていましたが、
風などが吹くと余計に体感温度が下がる感じがしました。
歩行中はまだ体温が維持されるも、
休憩などをすると一気に体温が低下してしまいます。
富士登山では寒い中を長い時間登っていくわけですから、
服装のレイヤリングを考えて機能性の良いウェアなども利用すると
快適に登山ができるのではないかと思いました。
ストック(ポール)の利用
普段、登山では全くといっていいほどストックを利用しない自分です。
たまにストックを利用する場合でも下りで少し使う程度です。
しかし、今回の富士登山では登りの前半から積極的にストックを利用しました。
それは足や心肺への負担がストックなしでは大きいと感じたからです。
序盤はノーストックで登っていきましたが、
ストックを使うと随分と楽に登ることができました。
他の登山者を見ていると健脚の人はストックを使っていないようですが、
ほとんどの人がストックを利用していました。
富士山の山頂までの登山道は岩やガレ場のような場所をひたすら登ります。
疲労や負荷を和らげるためにもストックは必須だと感じました。
行動食
普段、行動食を持ち歩いて登山をしていますが、
今回の富士登山では少し少ない量しか持っていきませんでした。
案の定、行動食がほしいと身体が欲しているのに
行動食を摂ることができませんでした。
体力を消耗して長丁場の富士登山では
見合った行動食の量を持ち合わせなくてはいけないと思いましたね。
登山靴を始めとした登山用具の見直し
富士宮ルートから富士山山頂までの距離としては約10km弱という
距離としてはそんなに長くはない距離なのですが、
登り一辺倒の岩場やガレ場の連続や気候(寒さ)などの影響から
結構体力のいる登山となりました。
日頃のトレーニング不足ということもあると思いますが、
前述した過酷な登山道を少しでも楽に歩くためには
登山用具などの見直しなども必要と感じました。
今回の富士登山で特に見直しが必要だと感じた登山用具は次の通りです。
- 登山靴
- アンダーウェア
- 他ウェア類
- グローブ
- 帽子
- リュック
日頃から登山で履いている登山靴は
LA SPORTIVAのAEQUILIBRIUM ST GTXですが、
富士登山での長い道のりの岩場やガレ場など足運びなどに申し分ないのですが、
ソールが相当減っている状態だったので、
まともなソールでしたら、
もう少しストレスなく足を運ぶことができたのかもしれません。
寒い環境の中で長い道のりを歩くには、
高機能の軽量のアンダーウェアが必須だと、
つくづく感じました。
普段、雪山などをしない自分にとっては
あまりアンダーウェアは重視していなかったのですが、
富士登山において、特に今回登った時期(10/20)などは
アンダーウェアは最重要ですね。
登山ではウェアのレイヤリング(重ね着)は基本なのですが、
防寒と軽量という目的も含めた各ウェアの見直しをして
着用していくのも富士登山をより快適にしてくれるように感じました。
防寒と登山というものをしていくうえで、
登る山やコース、季節などで選択するウェア選びが難しい面があります。
山の状況に合わせてウェアを選択、利用していくのが良いですね。
今回の富士山の富士宮ルートでは
鎖場で鎖などを長く登っていくというものはありませんが、
ストックを長く利用していくという面で
防寒も含めた少し厚めなストックを利用しやすいグローブが良いと感じました。
普段から日帰り登山がメインの自分ですが、
今回の富士登山では、初めてストックをこんなに長時間使うとは
当初思ってもいませんでした。
防寒も含めた長時間使っていても違和感のないグローブ選択が良いでしょう。
今回の富士登山では登山口から毛糸のニット帽を着用していきましたが、
頭や耳を覆っていると格段に寒さが和らぎます。
普段の登山でも毛糸のニット帽を利用していますが、
富士登山でも重宝しました。
今回の富士登山ではミレーサースフェー40+5を利用しました。
ウェア類の収納などでは40Lの大きな収納が役立ちましたが、
反面、30〜35Lのリュックにすれば負担が軽くなるようにも思いました。
今回は富士山の日帰り登山で、
初めての富士登山だったことからも飲料なども少し多め(2L)に持っていきました。
他のハイカーのリュックなどを見ても30〜40Lのリュックが目立ちました。
リュック内の所持品なども見直すことで軽量化できるものもあるので、
今後の登山を考慮したうえで軽量化を考えていきたいと思います。
ハチ
富士登山の厳しさからも登山用具の防寒、軽量化、快適性ということを
強く感じましたね。
感想
今回は今まで少し躊躇してきた富士山に登ってきました。
体力や装備など他の山とは少し登山の違いを感じた山行でしたが、
日本最高峰である富士山の魅力にふれることができた日になりました。
まだまだ富士山の魅力は多くあると思っているので、
今後も富士登山ができればと思っています。