岩殿山登山|登山コースの通行止め、新ルート情報【2025年現在、強瀬登山口、ふれあいの館から山頂までのルートは閉鎖中】

岩殿山

皆さん明けましておめでとうございます。
ハチ(@asobilifegogo)です。

2025年が始まりましたね。
今年もよろしくお願いします。

さて、今年も早速登ってきましたが、
今年の初登山は自分のホームでもある岩殿山(山梨県大月市)です。

現在(2025年1月)、強瀬(こわぜ)登山口、岩殿山ふれあいの館から山頂までのルート情報

2019年に岩殿山の象徴ともいえる鏡岩の崩落により、
鏡岩の下を通る強瀬ルートが現在(2025年1
)まで閉鎖されています。

昨年(2024年)に強瀬登山口からの岩殿山丸山公園から
西に迂回し山頂を目指す新ルートを開通する発表があり、
2024年秋の観光シーズンには新ルート開通の予定のようでしたが、
現在(2025年1月)でも新ルートは開通していません。

現在は以前と変わらず、強瀬登山口から大月ふれあいの館までは通行可能で、
大月ふれあいの館から頂上に行くことはできないということですね。

現在、岩殿山山頂や周辺の稚児落としを巡るルートの場合、
畑倉登山口、浅利登山口の2つのルートから選ぶ形となります。

こちらは岩殿山公園市営駐車場に掲示されている
岩殿山の通行止め情報ですが、
こちらの通行止め情報で間違いありません。

岩殿山 ルート

電車で岩殿山を登る人は
JR大月駅を利用することになりますが、
以前は岩殿山の通行止め情報が駅周辺に掲示されていました
(現在は掲示されているかわかりません)。

昨年の新ルート整備の情報もあったので、
正しい情報を理解せずに岩殿山を訪れる人もいるかもしれません。

繰り返しになりますが、
現在(2025年1月)、強瀬登山口による、
ふれあいの館から岩殿山山頂に行くことはできません。

車、駐車場、電車利用などアクセス方法の違いによって、
登山口の選択も違いが出てくる可能性もあると思うので、
強瀬口からの山頂ルートは通行できないことを理解して
岩殿山の登山口、登山ルートを選択していきましょう。

個人的にも岩殿山はとても好きな山なので、
強瀬登山口からの新ルートを心待ちにしています。

岩殿山登山|マイカーでの駐車場

以前の岩殿山のメインルートでもあった
強瀬登山口から山頂を目指せない現在では
マイカーで岩殿山を訪れた際には次の駐車場を利用して
岩殿山を歩くことになります。

  • 岩殿山公園市営駐車場
  • 畑倉登山口駐車場

岩殿山公園市営駐車場

こちらの岩殿山公園市営駐車場は
強瀬登山口からも近い場所にある駐車場です。

岩殿山公園市営駐車場

岩殿山公園市営駐車場から畑倉登山口にいく場合

岩殿山公園市営駐車場から国道139号線、途中強瀬登山口を通過していきます。

畑倉登山口は国道139号線沿いにあります。

岩殿山公園市営駐車場から畑倉登山口は約23分(徒歩、距離1.6km)ほどかかります。

岩殿山公園市営駐車場から浅利登山口にいく場合

岩殿山公園市営駐車場から浅利登山口まで行く場合は、
JR大月駅周辺を通過して浅利地区方面に進んでいきます。

岩殿山公園市営駐車場から浅利登山口までは、
約30分(徒歩、約2.1km)ほどかかります。

※浅利登山口の周辺にある賑岡公民館浅利分館を目安としています

車の区画がされてる白線が引かれている駐車場です。

岩殿山公園市営駐車場
  • 住所:〒401-0004 山梨県大月市賑岡町
  • 駐車台数:12台
  • 営業時間:24時間
  • 駐車料金:無料
  • 備考:

自動販売機なども設置されている駐車場です。

畑倉登山口駐車場

こちらは岩殿山畑倉登山口の横にある駐車場です。

畑倉登山口駐車場

現在の岩殿山登山では
最も利用される登山口となっているためか
以前は広い路肩だった場所が、
いつからから駐車しやすいように整備されています。

畑倉登山口駐車場
  • 住所:〒401-0004 山梨県大月市賑岡町畑倉
  • 駐車台数:約7台
  • 営業時間:24時間
  • 駐車料金:無料
  • 備考:

トイレなどは設置されていませんが、
近くに複数ある自動販売機などがあるので、
飲料などの購入に利用できます。

岩殿山登山|今回登ってきたルート・天気

今回の岩殿山の山行では
岩殿山公園市営駐車場に車を駐車して
強瀬登山口から丸山(岩殿山ふれあいの館)、
一度下山してから畑倉登山口から
岩殿山山頂のピストン山行で歩いてきました。

岩殿山
  • 所在地:山梨県大月市
  • エリア:大菩薩・道志山系
  • 標 高:634m
  • 体力度:2 out of 5 stars
  • 難易度:2 out of 5 stars
  • おすすめ度:3.5 out of 5 stars
  • 登山レベル:初級者向け
  • 山行日:2025/1/1(水)祝日 元旦
  • 登山ルート:岩殿山公園市営駐車場→丸山→畑倉登山口→岩殿山山頂→岩殿山展望台→巌殿山山頂→畑倉登山口→巌殿山公園市営駐車場
  • コースタイム:約4時間25分(10:40〜15:05)休憩含む
    ※標準コースタイムは約2時間20分です(強瀬登山口→畑倉登山口→岩殿山山頂ピストン)
  • 歩行距離:約6.2km
  • 天気:晴れ
  • 備考:山梨百名山
                                     

登山ルート

今回は強瀬登山口からの通行止め情報の確認も目的としていたので、
岩殿山ふれあいの館付近に立ち寄ってからの岩殿山山行となります。

岩殿山 地図

天気

この日は晴天で空も青空という恵まれた天候でした。

やはり空が青いと富士山や他の山々なども映えて見えますね。

岩殿山登山|登山概要

岩殿山市営駐車場を出発です。

岩殿山市営駐車場

駐車場後方に富士山が見えています。

駐車場内に掲示されている
岩殿山周辺案内板です。

岩殿山周辺案内板

この時点では新ルートが開通していると思っていたので、
前の掲示のままなのだろうと思っていました。


強瀬登山口に向かいます。

岩殿山登山口 道標

強瀬登山口の看板などの掲示からも少しイヤな予感がします。

強瀬登山口

ここで確信します。

「新ルートは開通していないのではないか」と。

強瀬登山口

まぁ一応、ふれあいの館まで行ってみます。

登山道

山間から富士山が見えますが、
均整のとれた姿が美しいですね。

富士山

強瀬ルートの鳥居をくぐるのも久しぶりな感じがします。

岩殿山 強瀬ルート

相変わらずですが、
鳥居を見ると山は神聖な場所という思いになります。

そして、山にまつわる歴史を感じることができます。

岩殿山

大月ふれあいの館まで行くさなか、
標高が上がるにつれ大月の町並みが見えてきます。

富士山

以前はこの道を通って岩殿山を登りましたが、
実際に歩いてみると昔登ったときのことが思い出されます。

登山道

遠くから見ても岩殿山とわかるシンボルともいうべき鏡岩ですが、
鏡岩の一部が崩落して崩れたというは、
鏡岩の下あたりに登山道があるということですね。

岩殿山 鏡岩

この道を歩くのは約2年ぶりぐらいです。

登山道

丸山公園とありますが、
どのあたりの範囲を丸山公園というのかわかりません。

丸山公園

門を通過していきます。

門

岩殿山ふれあいの館まできました。

岩殿山ふれあいの館

こちらは以前山頂に行くための登山道の入り口です。

現在はこのように通行禁止とされています。

登山道

このような掲示からも
現在、新ルートは開通していないことを理解します。

岩殿山 通行止め

写真の赤い矢印部分が新ルートとなると思うので、
一応周りを探してみますが、
新ルートとなる形跡などは見当たりませんでした。

新ルートの開通はまだ先のような気がします。

せっかくここまで登ってきたので、
周りを散策します。

階段を登った高台のところが丸山です。

丸山

丸山山頂です。

丸山山頂は関東の富士見百景に選定されています。

丸山 山名板

さすがに丸山からの富士山もきれいです。

富士山

眼下には中央自動車道が見えます。

大月市街地の南の山並みも良いですね。

中央高速道路

北側を見上げてみると大きな鏡岩がありますが、
このように見てみると巨大な岩ということがわかります。

鏡岩

鏡岩の一部が崩壊して通行止めとなっているのですが、
今後の鏡岩の崩壊も危惧して新ルートも整備していくのでしょうね。

トイレは岩殿山ふれあいの館の東側にある道を
下っていくとあります。

岩殿山 トイレ

思い返してみると岩殿山は周辺全体的にトイレが少ないですね。

本日は岩殿山ふれあいの館は休館日です。

岩殿山ふれあいの館

ふれあいの館は一般の人が撮影した
富士山の写真展示などもされています。
写真に興味がある人などには特におすすめの施設です。

岩殿山はもともと岩殿城というお城があった山ですので、
昔の城周辺の要所などを登山しながら巡ることができます。

一部通行止めとなっている場所もありますが、
以前に人の生活があった地を訪れてみると
感慨深いものを感じます。

岩殿城跡案内図

一応、岩殿山ふれあいの館周辺を見てまわりました。

今年(2025年)の初登山ということもあり、
岩殿山山頂にぜひ行きたいので、
一度、国道139号線まで下りて畑倉登山口から山頂を目指します。

強瀬登山口まで下りてきました。

強瀬登山口

ここからだと距離で約1.5km、時間で徒歩20〜25分程度です。

右側が歩道となっているので、
歩道を歩いていきます。

歩道

こちらの139号線の道は道幅が狭くカーブも多いので、
歩道を歩いたほうが安全です。

奥多摩、小菅方面に歩いていきます。

国道139号線

こちらは崩落以前は通行できた登山口です。

七社権現

崩落以前に下山で一度だけ利用したときがあるルートです。

崩落して通行できないので仕方ないのですが、
一つの山をルートを変えたりして色々と楽しめたと思うと少し残念です。

大月の秀麗富嶽十二景である扇山と百蔵山が見えます。

百蔵山 扇山

畑倉登山口横にある駐車場まできました。

畑倉登山口 駐車場

畑倉登山口は駐車場の横にあります。

通行止めによって強瀬登山口から頂上に行けなくなってから、
この畑倉登山口がメインの登山口として利用されて長い月日が
たちます。

では、畑倉登山口から入山していきます。

畑倉登山口

登山者カウンターを押していきます。

登山者カウンター

畑倉登山口から岩殿山を登るのは
半年振りぐらいです。

登山道

岩殿山にくると必ず鬼の岩屋に立ち寄ります。

鬼の岩屋 道標

この時期は鬼の岩屋の上を流れる水が凍っていますね。

鬼の岩屋

こちらの鬼の岩屋にきて毎回思うのが、
「実用的?」な岩だなぁということ。

鬼の岩屋

奥に入るのは推奨されていないようですが、
雨や風をしのげそうだと毎回思います。

もとの岩殿山山頂に向かう道にもどります。

駅などで使われていたであろう連なったベンチ。
かつては多くの人々が座っていたのでしょう。

ベンチ

畑倉神宮畑倉大神様です。

お参りしていきます。

畑倉神宮 畑倉大神様

道標もしっかり出ています。

道標

木々の間から畑倉の集落と奥に山々が見えます。

見える山々は奥秩父山塊の南端、
大菩薩連嶺となるようです。

畑倉

中心から左よりにある尖った山は滝子山も見えますね。

滝子山

こちらには雁ヶ腹摺山(旧五百円札の裏面の撮影地)も見えます。

雁ヶ腹摺山

このように大月市の人気の山を見渡すことができます。

岩殿山山頂に到着しました。

岩殿山 山頂

正面に富士山がそびえています。

ふれあいの館付近でも見える富士山とは違って、
大きく雄大さが出ている感じです。

眼下に見える大月市の町並みなども
岩殿山山頂からは少し小さく見えます。

岩殿山 山頂

標高の高さや角度などによって
景色が変わって見えるのが登山の楽しさでもあると思っています。

空湟(からぼり)、岩殿円通寺跡の道標が出ていますが、
電波塔の東側が道となっていますが、
現在は通行止めとなっています。

空湟 道標

電波塔の東側に行ってみるとロープが張られています。
下り坂の向こうに「空湟」の看板があります。

空湟

岩殿山山頂は昔に本丸や烽火台があった場所であり、
烽火台の標柱には岩殿山の山頂の標高が掲示されています。

岩殿山 山頂

以前は近くにある展望台が山頂と勘違いしそうな感じでしたが、
近年では山梨百名山の標柱なども設置されたので、
岩殿山の山頂もわかりやすくなりましたね。

展望台のほうに行ってみます。

蔵屋敷跡があります。

蔵屋敷跡

当時の名残などはありませんが、
岩殿山では岩殿山城があった当時の背景が伺えます。

ふれあいの館に掲示されている「岩殿山城跡案内図」などを
参考にして歩きながら当時の雰囲気を思い起こしてみると
面白そうです。

岩殿城跡案内図

馬場跡まできました。

こちらの馬場跡からも円通寺跡などに行ける道があるのですが、
通行止めとなっています。

岩殿 円通寺跡

用水池には行くことができます。

用水池

用水池は二箇所あり、一つは枯れている雰囲気ですが、
もう一つの池は水が湧いているようです。

個人的には岩殿山城跡で好きな場所の一つが馬場跡です。

馬場跡

冬場なので草木が枯れてしまっていますが、
温かい時期などは素晴らしい雰囲気のある道になります。

展望台の手前には東屋が設置されています。

東屋

岩殿山の展望台に到着です。

岩殿山 展望台

乃木大将の詩碑が建立されています。

この風景は何度も見ているのですが、
このように前景に町並みがあって背景に富士山がある風景って、
意外と少ないんじゃないかと思います。

富士山

南正面には菊花山(標高643m、甲斐百山)が見えます。

菊花山

東側には中心に桂川、道志山塊が連なっています。

桂川 道志山塊

岩殿城について書かれています。

岩殿城

日本には城が2万5千〜3万あったと言われていますが、
城をめぐる山行というのも面白そうですね。

展望台にも岩殿城跡の案内図が掲示されています。

岩殿城跡案内図

このような城の案内図を見ていると
何かロマンみたいなものを感じますね。

現在では通行止めなどで行けない場所もありますが、
登山をしながら巡る山行はとて楽しいですね。

こちらの展望台から同じ道を下山して
車を駐車した岩殿山公園市営駐車場まで戻りました。

今回の岩殿山の山行概要は以上になります。

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岩殿山登山|見どころ

今回の山行ルートでおすすめの場所は次の三箇所です。

  • 岩殿山山頂
  • 展望台
  • 鬼の岩屋

岩殿山山頂からの富士山は絶景です。
開けている場所にベンチなども設置されていて
絶景を見ながら休憩することができます。

岩殿山 山頂

展望台の景色は東から西方面までの景色を
見ることができます。

富士山

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岩殿山登山|今回使った地図

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岩殿山登山|感想

今回の岩殿山山行では通行止めとなっていた登山道から
新ルートが開通しているか確認という意味での登山でしたが、
結局のところ新ルートは現在(2025年1月)も開通していませんでした。

岩殿山は都内からのアクセスも良く見どころも多いことから、
連日多くの登山者が訪れていますが、
強瀬登山口から岩殿山ふれあいの館から
山頂を目指せる新ルートが開通すれば
より多くの登山者が訪れることができるでしょう。

自分自身も新ルートの開通を心待ちにしています。

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