こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
みなさん冬の登山ってどうしていますか?
春から秋は山登りをするけど、冬は雪山を登るわけではないので12〜3月ぐらいは登らないかな。時期的に忙しいというのもあるし、そして何より寒い。
このような理由などで冬は登山から遠ざかってしまう人も多くいるでしょう。
そういう僕自身も冬場は山行ペースが減る傾向にあります。
それはやはり何か理由にかこつけて、登山から足が遠のくのが原因でしょうね。
今回の記事では冬期こそ低山を登山してみようという記事です。
冬期の雪の積もらない低山をメインにした記事になります。
冬期の低山のメリットや注意点などを紹介していますので
冬期の登山を検討している人は、
ぜひ参考にしてみてください。
春〜秋は登山するけど冬場は登山しないという方に向けて、参考になる内容になっています。
目次(クリックするとジャンプできます)
そもそも低山とは標高何mぐらいの山を指すのか
はたして何mぐらいの山を低山と呼ぶのか?ですが、
山において高山と低山の明確な定義というものは
実はあまり明確にはなっていません。
しかし、標高の高さによる分類は
一般的には下記のようになっているようです。
- 低山 標高1,000m未満の山
- 中低山 標高1,000から2,500m未満の山
- 高山 標高2,500m以上の山
500m以下が低山という情報もありますが、
正確な分類はないので、
今回の記事では上記のような一般的な分類をもとに
今回の記事を書きました。
では、今回の本題である冬期の低山登山のメリットを紹介していきます。
冬期、低山登山のメリット
冬場の登山では、
春〜夏までの登山では少し味わえないような体験をしてみるのも
一つの方法でもあって新たな登山の楽しみを見つけられるかもしれません。
冬期の低山登山では次のようなメリットがあります。
- 天候や展望が夏場と比べて良い
- 夏場のように暑さによる身体への影響が少ない
- 他の登山者が少ない
- 登山口までのアクセスが良いところが多い
- コースタイムやコース距離が短い場所が多いので安心感がある
- 来シーズン(春〜秋)に向けての体力を保持、向上できる
- 飲料の容量が少なく済む
では、各項目の詳細を紹介していきましょう。
天候や展望が夏場と比べて良い
山を登る人によって山頂からの展望などは
登山をするうえでの一つの目的としている人も多いと思いますが、
冬場の天候による展望などは
夏場と比べて圧倒的に良い眺望ができる可能性があります。
夏場などの登山では
山頂からの展望が時間帯などによっても
眺望できない場合も多いのですが
冬場は対流活動も弱いことから
空気中の水蒸気やちりなどが少ないため、
冬の空は夏場に比べて澄んで見えます。
僕自身が冬場の低山登山をおすすめする第一の理由が、この眺望です。
夏場のように暑さによる身体への影響が少ない
近年、夏場などは連日の猛暑などで
登山をする上でも暑さというものは相当の負担になっていますが、
冬場の登山では暑さという負担からは開放された登山ができます。
合わせて飲料、食料の運搬なども
冬場での登山では量を減らしたり、方法を変えたりすることで
夏場の登山より快適に行うことができます。
冬場の登山では暑さによる水分量の補給も少なくてすみます。
2024年の夏も暑かったですよね。自分も汗だくで登山していました。
他の登山者が少ない
冬場の登山ではシーズンに比べて人が少ないというのも
冬場の登山でのメリットです。
大勢でワイワイ登るのも楽しいですが、
一人で静かに山を味わいたいという人にはおすすめです。
合わせて、他の登山者が少ないので
駐車場なども利用しやすいという利点があります。
逆に他の登山者が少ないということは、
道迷いや怪我などのトラブルがあった場合のデメリットとなる場合もあります。
充分、気をつけて登山するようにしましょう。
登山口などで大勢の登山者がいる山も活気があって良いですが、一人で山に向き合うソロの登山も個人的には好きです。
登山口までのアクセスが良い場所が多い
登山では入山する登山口までのアクセス(交通手段など)というものは、
費用や時間など意外と大事な行程となります。
低山というものも選定の一つと考えた場合、
国道から近い登山口や公共交通機関を利用して
気軽にアクセスできる山は数多くあります。
登山というと遠方に出かけるというイメージが強い人も多いと思いますが、
案外、身近なところに登れる山というものはあるものです。
意外にも自分の家の近くの山などにも登ってみるのも
冬場などは良い機会です。
コースタイムやコース距離が短い場所が多いので安心感がある
冬場の登山に限らず、
低山をメインに選択する場合には
コースタイムやコース距離が短いコースも多くあります。
短いコースが物足りないという人は
縦走など周辺の山も合わせて歩くのも面白いですよね。
シーズン(春〜秋)などでは10km以上歩く人も多いと思いますが、
距離を歩けば必然的に時間もかかります。
空いた時間などで低山を短時間で登ったあとは、
あとは温泉や食事、観光などに時間をあてるのも良いでしょう。
来シーズン(春〜秋)に向けての体力を保持、向上できる
冬期は登山をする回数が減ってしまうという人も
定期的に登山をすることによって
登山での体力の保持や向上をさせることができます。
中高山の雪がある時期に登山をしないという人は
ぜひ低山の登山をおすすめします。
他のスポーツなどで体力を維持している人などは別ですが、
定期的に登山をすることによって、
来シーズン(春〜秋)に向けての体力を温存させることによって
次の登山を満喫させていきましょう。
飲料の容量が少なく済む
登山に所持する飲料というのは、
所持する荷物の中でも重量がある荷物の一つです。
飲料の適正な量というものは
季節、コースタイム、コース距離、調理などで使用、など
複数の要素から容量の適正は難しいもなのですが、
季節という要素のみからすると夏場と冬場では所持する容量が違います。
大雑把にいうと夏場と冬場の所持する飲料は
夏場に比べて冬場の飲料は約半分ほど(個人的な意見)でしょう。
水が1L違うとリュックを背負った感じがずいぶんと違います。
冬場は衣類などの装備で重量がかさみますが、
飲料の重量などは少なく済ますことができます。
冬期、低山登山の注意点
冬期の低山登山での注意点を紹介します。
冬期登山に限らず、どの季節でも共通するような部分も多いので
参考にしてみてください。
- 車でのアクセスの場合はスタッドレスの装着や運転に注意
- 冬期向けの登山装備はしっかりとする
- 他の登山者などが少ないので、道迷いや遭難には気をつける
- 低山は道標やピンクリボンなどが少ない
では、各項目の詳細を紹介します。
車でのアクセスの場合はスタッドレスの装着や運転に注意
冬場、山間部周辺に訪れる場合は
スタッドレスタイヤの装着をおすすめします。
冬場の登山口までの道などは
雪以外にも路面が凍結している場合があります。
山間で水が道路に湧き出ている場所で日陰になっている場所などは
昼間でも凍結している場合があるので注意しましょう。
合わせて山間部は冬期通行止めとなる道も多いので、
事前に登山口や道路状況を確認しておきましょう。
自分は今まで冬期に道路のゲート止めで引き返したときが何回もあります(汗)
冬期向けの登山装備はしっかりとする
雪山ではありませんが、
とても寒い状況の中の登山となるため
装備はしっかりとしていきましょう。
特に次の装備は冬場で重要な衣類系の装備に加えて、
あると助かる装備です。
- 衣類、アンダーウェア、グローブ、帽子など衣類系の装備
- カイロ、温かい飲み物など身体を温めるもの
冬期の登山ではアンダーウェア、帽子は防寒で必須の装備となります。
登山は運動をしながら
衣類の着脱で体温調整をしていくスポーツです。
特に冬場の低山などでは衣類の着脱が多くなります。
登山ではレイヤリングが基本ですが、
次のようなアイテムのレイヤリングを知っておくと
今後登山でのウェア類を新調するときなどに便利です。
登山ではウェアを重ね着をする衣類の着方をしますが、
人の肌に一番近いアンダーウェアから順に着ていく形となります。
- アンダーウェア
- ベースレイヤー
- ミドルレイヤー
- サーマルレイヤー
- アウターレイヤー
各レイヤーには特徴や機能があるので、
寒さなどから身体を守るためにも
正しいレイヤリングで登山しましょう。
他の登山者などが少ないので、道迷いや遭難に気をつける
前述した冬期の低山登山のメリットとしてあげたのが人の少なさですが、
同時に注意点としてあげたいのが他の登山者の数です。
他の登山者が少ないということは、
同時に多くの登山者への配慮がされていないとも言えます。
道の整備、道標、ピンクリボンなどの登山をするうえで目安となるものが
少ない可能性もあります。
他の登山者というものは道の目安となったり、
互いに会話することによって互いの安否なども知ることができます。
複数人の場合はまだ良いのですが、
ソロの登山などでは自己責任で計画的、なおかつ安全な登山を心がけましょう
低山は道標やピンクリボンが少ない
低山では登山者数も少ないことから
道標やピンクリボン、踏み跡など登山での目安される
目印が少ない傾向にあります。
人気のあるメジャーな山などでは何気なく通り過ぎていく道標なども
低山であまり登られていない山などではありがたく感じるものです。
冬場などは枯れたなども多く
道を消してしまうようになってしまう場所もあるので
遭難は中低山に多いということも考慮しながら、
登山を安全に楽しんでいきましょう。
冬期の低山登山のすすめ まとめ
「冬期の低山登山のすすめ」という記事を書かせていただきました。
冬期での低山登山でのメリット、注意点なども
参考にしていただけたら幸いです。
そういう自分自身も忙しさなどを理由に
登山にでかけることが少なくなるのが冬場なのですが(汗)、
実際に登山に出かけ山頂からの素晴らしい青空の中の展望などを目にすると
「来てよかった」と思うことが多いです。
定期的な運動という意味でも、
冬期の低山登山にでかけましょう!