こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今年3回目の岩殿山に登ってきました。
今回はかつて岩殿城があった岩殿山と
稚児落しの周回レビューをさせていただきます。
岩殿山の通行止め情報、駐車場、登山口など
岩殿山の登山計画に役立ててもらえれば幸いです。
目次(クリックするとジャンプできます)
現在の岩殿山の通行止め情報
現在(2022年11月)でも以前と変わらず
岩殿山の通行止め情報は解除されていません。
これはJR大月駅のトイレの前に設置されている看板ですが、
岩殿山の通行止め情報が記載されています。
このように駅に設置されているということは、
公共交通機関である電車を利用して
岩殿山を登る登山者が多いということですね。
通行止めとなっているところは、
以前と変わらず3箇所です。
強瀬ルートはふれあいの館もあり、
岩殿山のメインルートなので、
復旧してもらえると、
より多くの登山者が増えるかもしれませんね。
岩殿山を登る計画をする際は
念のために大月市観光協会で通行止め情報を確認すると良いでしょう。
JR大月駅を利用した岩殿山のコース紹介
JR大月駅(中央本線)を利用して
岩殿山登山を計画している人も多いと思います。
岩殿山の山行でしたら
JR大月駅をスタート地点とした
下図のような周回コース(パープルの線)がおすすめです。
JR大月駅から反時計回りに周回コースを歩いていきます。
昔に岩殿城という山城の名残りを味わえる岩殿山と
稚児落としがメインの見どころとなっているコースになっています。
この岩殿山の周回ルートは舗装道も多く歩くルートではありますが、
岩殿山の通常の山歩きに合わせて
鎖場なども複数ある周回コースですので、
鎖場などの岩登りを体験してみたいという初心者の方にも
おすすめな周回コースになっています。
この岩殿山、稚児落としの周回コースは
コースタイムや歩行距離なども
バランスの良い数字となっています。
- コースタイム:約3時間50分
- 歩行距離:約8.3km
3時間50分というコースタイムになっていますが、
これは休憩時間などを含めない数字です。
個人的には4時間半〜5時間ぐらいだと思います。
周回コースに公共交通機関であるJR大月駅がありますので、
安心感もありますよね。
マイカーを利用して岩殿山を登る場合
岩殿山を登る場合の駐車場(無料)は
2箇所あります。
- 岩殿山畑倉登山口駐車場
- 岩殿山公園市営駐車場
では、駐車場の詳細を簡単に説明しますね。
岩殿山畑倉登山口駐車場
岩殿山の現在メインとなっている登山口である
畑倉登山口の前に駐車場があります。
無料で駐車することができます。
4〜5台駐車できるスペースがあります。
岩殿山の畑倉登山口の目の前ですので、
すぐに岩殿山に入山することができます。
岩殿山公園市営駐車場
こちらが岩殿山のメインの駐車場になります。
無料で利用できて
駐車スペースは10台ほどです。
従来は強瀬登山口(岩殿山メインの登山口)から近い場所にある
こちらの岩殿山公園市営駐車場が便利だったのですが、
現在は強瀬登山口から岩殿山山頂までの途中の箇所が通行止めになっているので、
こちらの岩殿山公園市営駐車場に車を駐車した際は
畑倉登山口まで歩かなければなりません。
こちら岩殿山公園市営駐車場から畑倉登山口は
徒歩で20〜25分ほどかかります。
JR大月駅周辺のコインパーキングを利用する
さきほどおすすめさせていただいた周回コースならば
JR大月駅付近を通るので
コインパーキングがたくさんあります。
車を1日駐車しても500〜1,000円ほどの駐車料金なので、
岩殿山の下山後に大月駅周辺のお店などに立ち寄りたい場合や
無料駐車場に少し不安を感じている人などには最適です。
グループで岩殿山にきている場合などは
割安な料金で駐車できます。
現在の岩殿山の登山口
岩殿山は登山口を変えて
周回コースを反対回りすることによって、
反対回りの岩殿山の楽しみ方ができます。
現在、岩殿山の登山口は主に2つになります。
- 畑倉登山口
- 浅利登山口
岩殿山 畑倉登山口
メインの登山口である強瀬登山口から岩殿山山頂への途中箇所が
現在は通行止めになっているので
今、最も利用されているのが畑倉登山口です。
周回コースは、
畑倉登山口→岩殿山山頂→稚児落とし→浅利登山口というルートになります。
現在、畑倉登山口から岩殿山への周回ルートで
最も多く利用されているルートになります。
浅利登山口
浅利の登山口というのは、
県道512号線(金山大月線)沿いを山側に入った場所になります。
入山する場所は2箇所ありますが、
JR大月駅から歩いてきた場合は
手前の道を山側に入っていく(民家の横を通る)と
早く入山できます。
浅利登山口から入山した場合は、
稚児落としから岩殿山に向かうルートになります。
畑倉登山口と反対のルートということですね。
今回登ってきた岩殿山登山概要
今回(今年岩殿山は3回目)実際に岩殿山を登ってきた
概要をレビューしますね。
登山をした山ということで、
登山のデータを紹介させていただきます。
- 所在地:山梨県大月市
- エリア:大菩薩、道志山系
- 標 高:634m
- 体力度:
- 難易度:
- おすすめ度:
- 登山レベル:初中級者向け
- 山行日:2022/10/8(土)
- 登山ルート:畑倉登山口→岩殿山山頂→稚児落とし→浅利登山口
周回コース - コースタイム:約6時間20分(8:25〜14:45)休憩含む
- 歩行距離:約10.1km
- 天気:晴れのち曇り
- 備考:秀麗富嶽十二景、山梨百名山
自分の登山スタイルからもコースタイムと歩行距離が
どうしても長くなってしまいます。
実際はもう少し短い時間や距離で周回コースを回ることができます。
今回は岩殿山の畑倉登山口から出発です。
定番の岩殿山、稚児落としの周回コースです。
車はこちらの登山口前に駐車します。
こちらが岩殿山の登山口です。
僕は登山をする前に、
いつも登山カウンターの数を見ますが、
今回の岩殿山の登山カウンターの数は
9千を超えていました。
3月に岩殿山を訪れたときには5千弱だったので、
おおよそ半年間ほどで4千人以上の人が
岩殿山の畑倉登山口から登られたようです。
秀麗富嶽十二景(全20座)に選定されている岩殿山ですが、
秀麗富嶽十二景の中でも人気の山の一つのようです。
秀麗富嶽十二景についての記事は
こちらで紹介していますので
興味のある方は見てみてください。
秀麗富嶽十二景を登山しよう|地図や一覧で十二景を詳しく解説【おすすめの山をランキングで紹介】
では、畑倉登山口から入山していきます。
最初の道標に鬼の岩屋の案内があります(写真が光って見ずらいくてすいません)。
鬼の岩屋は
こちらの道標からすぐの場所にありますので、
立ち寄ってみると良いですよ。
鬼の岩屋です。
前日の雨のせいなのか、
岩屋の上から水が滝のように流れていました。
鬼の岩屋の穴の前に水が落ちてきていて
神秘的な感じです。
山の雲海などもそうですが、
前日の雨などは山の風景を違って見せてくれることがありますね。
鬼の岩屋から分岐点に戻って
通常の登山道を歩きます。
途中に岩伝いに水が流れる場所があります。
これも前日の雨の影響でしょう。
普段はこんなに水が流れていないはずです。
岩殿山本丸跡に到着です。
もともと本丸があった場所だけに開けています。
岩殿山はもともとお城があった山ですが、
現在では城を思わせる建造物などはありません。
しかし、かつてそこに城が築城されていて
城として機能されていた痕跡を想像することによって、
思いをかきたてることができるのが魅力の一つの山です。
岩殿山の山頂は一応こちらになります。
標柱の裏を見てみると、
烽火台と記載されています。
岩殿山の標高である634mという数字は
こちらの数字になります。
ちなみに634mという高さは東京スカイツリーと同じ高さです。
こちらの場所は周りが木々に覆われているので、
すきまから景色が少し見える程度になります。
こちらから岩殿山の展望所に向けて歩いていきます。
途中、このような跡地を通過していきます。
岩殿山はこのような跡地が多くあるのですが、
周りの立地などを見ながら想像するのが楽しいですね。
自分が岩殿山で好きな場所の一つです。
富士山が見ることができて、
富士山方向に道が伸びています。
こちらは岩殿山の馬場跡という場所であり、
岩殿山城内で一番広い面積の場所だそうです。
このような山上に城があり、
人や馬が生活していたなんて
信じられないですよね。
こちらの方向にいくと亀が池と馬洗池という
2つの池があります。
一つの池は枯れているようですが、
一方の池は水が出ているようです。
このように岩殿山は、
かつて城があり、人の生活があった名残を感じることができます。
岩殿山の展望所に到着です。
秀麗富嶽十二景の標柱はこちらにあります。
富士山、近隣の山々、大月、都留の市街が
とてもきれいです。
天気の関係で、
苦労して登った山の山頂からの景色が悪いということは
結構あることですが、
岩殿山は登山口から短時間で展望所まで登ることができるので、
登山口の天気の様子を見てから登ることができるのが魅力です。
岩殿山の展望所は東屋のほかに
岩殿山の歴史や
かつてあった岩殿山城の配置図の案内などが記載されています。
登り始めた畑倉登山口から40分ほどで
こちらの展望所には到着しますが、
食事をとったり小休止するのも良いでしょう。
道標の浅利登山口方面に進んでいきます。
番所跡です。
そして自分が岩殿山城跡で好きな場所が、
楊城戸跡です。
自然の巨大な岩を利用した城門なんて、
カッコ良すぎます。
まさに自然を利用した山城だったのでしょう。
当時の岩殿山城を見てみたいものです。
道標の兜岩・稚児落し方面に進んでいきます。
上から大月市街を眺めることができます。
これからクサリ場などが出てきます。
グローブがあるとしっかりクサリやロープを握れるので
便利ですよ。
実質こちらが岩殿城の端の場所ということですね。
稚児落しに向かいます。
稚児落しという名前が名所として、
これから先は多くの道標に記載されていますが、
稚児落しの逸話を知ると
なんとも言えない感じがします。
軽い感じのロープ場です。
ロープを使わなくても登れるような場所でも、
ロープを使うと安定感が全然違います。
クサリ場と林間コースの分岐です。
クサリ場の方面に進んでいきます。
クサリ場です。
岩を登りやすい感じになっています。
登山ではグローブは結構使いますので、
一つ良いものを持っておくと重宝します。
少し変形的なクサリ場です。
クサリと手や足をかける鉄枠が岩の設置されています。
少し距離もあります。
他の女性だけのパーティの人たちが
登るのに少し戸惑っていました。
巨大な岩やクサリ場というものは、
登山では多くの山であるものなので、
あまり経験したことがない人は練習に良いでしょう。
山の上から大月市の町並みを見てみると、
大月市は山間にある街だということがわかります。
山に囲まれている感じですね。
兜岩です。
現在でも崩落で進入禁止になっています。
天神山です。
いよいよ稚児落しです。
稚児落しです。
こちらから写真中心の一番高い岩の上まで
周りこんで登っていきます。
稚児落しを撮影する場合は、
こちらからの景色が一番岩の感じが出て良いと思います。
稚児落しの上からの景色です。
曇りがかっている空なので山がボンヤリしていますが、
青空ならば最高の景色です。
稚児落しから浅利方面に進んでいきます。
道標が浅利・大月駅方面に進んでいきます。
浅利・大月駅方面に進んでいきます。
途中でクサリ場を降りていく場所があります。
途中で先程の稚児落しと似たような場所があります。
大きな岩があって左側に展望があるところです。
このような道標が出てきます。
山では結構ある道標の表示ですが、
少し迷ってしまいますよね。
こちらの道標は
どちらも県道512号線(金山大月線)に出ることができるという意味ですが、
左側の道のほうが早く県道512号線に出ることができます。
少し民家の脇を通っていくかんじですが、
民家を過ぎて川を渡れば
県道に出ることができます。
県道512号線(大月金山線)に出ました。
このような道を歩いていきます。
途中で花咲山に行ける道が出てきます。
このような道標を少し頭の片隅においておくと、
次回の山行の役にたつかもしれません。
中央自動車道の高架の下を通っていきます。
このような道が出てきますが、
左側の道に入っていきます。
このような坂道を歩いていきます。
JR大月駅の北側の道に出ます。
電車で岩殿山にアクセスした人は、
こちらの道を右折して歩いていくと、
少し先に線路を超える歩道橋があります。
歩道橋を渡っていくと線路の南側に出ることができるので
左方面に歩いていくとJR大月駅に行くことができます。
今回は自分は岩殿山の畑倉登山口前に駐車したので、
こちらの交差点を左折していきます。
このような道を歩いていきます。
このあたりのコインパーキングは、
低価格で1日駐車することができますので、
このあたりのコインパーキングに駐車して
岩殿山を楽しむのも一つの方法です。
左側に見えるのが岩殿山です。
岩殿山は南側斜面に大きな岩が張り付いているので、
遠くからみてもすぐにわかる山です。
岩殿山の目の前には、
今年3月にオープンしたばかりの
東横インがあります。
まだこちらの東横インは利用したときがありませんが、
こちらに夜に到着して朝から岩殿山や大月の秀麗富嶽十二景などを
登るのも楽しいかもしれません。
岩殿山の脇の道路に出てきました。
今回は利用しませんでしたが、
岩殿山公園市営駐車場を過ぎていきます。
マイカーで来て岩殿山、稚児落しの周回ルートならば、
こちらの岩殿山公園市営駐車場が駐車スペース的にも
一番良いでしょう。
このような舗装道を歩いていきます。
右手見えるのが菊花山です。
岩殿山と同じくらいの標高で、
岩殿山を登った人にはおすすめの山です。
菊花山は岩殿山とはまた違った眺望が楽しめる山です。
菊花山(山梨県大月市)・むすび山登山|駐車場情報、電車アクセスの方法を紹介
岩殿山の強瀬(こわぜ)登山口です。
ふれあいの館までは行くことができますが、
こちらから岩殿山の山頂へ行くことは、
現在はできません。
強瀬登山口から山頂へ行けなくなってから、
もうどれくらいの時間が経過したのでしょうか。
こちらから岩殿山の山頂へ登ったときのことを懐かしく感じます。
畑倉登山口は標識上で奥多摩・小菅方面に進んでいきます。
あとはこの道を歩いていけば畑倉登山口に到着します。
今回の山行をGPSアプリで計測したら、
10.1kmも歩いていました。
時間も6時間20分で、
かなり寄り道してたのがわかります。
今回は晴れのち曇りという天候で、
雨には降られませんでした。
岩殿山の最新の天気はこちらでチェックできます。
岩殿山登山|今回使った地図
岩殿山登山|感想
今回は岩殿山の定番ルートである岩殿山と稚児落しの周回ルートを
紹介させていただきました。
今年3回目の岩殿山を登った感想としては、
今回もたくさんのハイカーの人と出会えましたし、
女性だけのパーティも複数組いて、
アクセスの良さやバランスの良い登山ができる山だと
あらためて感じました。
岩殿山はまた定期的に訪れてみたいと思いました。
今年登った岩殿山の記事はこちらから読むことができます。