こんにちは!ハチ(@asobilifegogo)です。
今回の記事では登山では必携ともなってきた
登山でのモバイルバッテリーの選び方とポイントを紹介します。
これからモバイルバッテリーを選択するうえで、
参考になれば幸いです。
目次(クリックするとジャンプできます)
登山でのモバイルバッテリーは重要必携アイテム
ほとんどの登山者の人が
登山をしているときにスマートフォンを携帯していると思いますが、
スマートフォンは登山をするうえでも手放せない機器となっています。
仮に登山中にスマートフォンの充電がなくなってしまった場合、
スマートフォンで利用していた次のような利用が
できなくなってしまいます。
- 連絡(電話、LINEなど)
- 登山アプリの利用
- インターネットの利用(Web閲覧など)
- 写真撮影
特にスマートフォンで登山アプリを利用して
登山をしている人などは
紙地図などを所持していない場合は、
道迷いなどをしてしまう可能性があります。
登山ではスマートフォンに限らず、
色々な機器類を所持しますが、
そのような機器にも充電できるのがモバイルバッテリーです。
基本的にはモバイルバッテリーから出力される規格と
充電する機器に入力される規格のケーブルが必要です。
登山で主に使われるであろう機器を列記してみると
主に次のような機器にモバイルバッテリーを利用できます。
- タブレット
- PC
- カメラ
- 喫煙器具
- ヘッドライト
なおタブレットなどをモバイルバッテリーで充電するには、
モバイルバッテリーの出力電流が高くないと充電できないものもあります。
タブレットを充電することがある人は最大出力電流が2.0A(=2,000mA)以上の
モバイルバッテリーを選びましょう。
登山でのモバイルバッテリーの選び方
登山に携帯していくモバイルバッテリーを
選ぶポイントは次の通りです。
- 容量
- 重量
- 出力電力
- 充電スピード
- 複数同時充電
容量|登山の山行に合わせて容量を選択しよう
モバイルバッテリーの容量を選ぶには、
充電したい機器の容量と充電する回数によって選びます。
登山に関して言えば日帰りから小屋、テント泊まで
山にいる時間と機器の使用状況、機器を充電する回数などにより、
容量を選択します。
ハチ
こちらは登山での山行状況によって
選択するモバイルバッテリーの目安です。
日帰り登山 | 小屋・テント泊(1泊) | 小屋・テント泊(2泊以上) |
5,000〜10,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh〜 |
登山アプリの電池消耗は結構激しいので、
登山アプリの電池消耗の具合というものを知っておくと、
実際の山行時でのモバイルバッテリー選択に役立ちます。
近年のスマートフォンのバッテリー容量は
ディスプレイの拡大や機能性の向上により、
増加傾向にありますが、
おおよそエントリーモデル、ミドルレンジモデルは3,000〜4,000mAh、
ハイエンドモデルは4,000〜5,000mAhの
バッテリー容量となっています。
ハチ
モバイルバッテリー表示の容量に対して、
実際に充電できる容量は容量の65〜70%です。
これは充電を機器に供給するためにも
モバイルバッテリー自体も電力を消費しているからです。
意外と実際に充電できる容量が少ないことがわかります。
容量表示 | 実際に充電できる容量 |
3,000mAh | 1,950mAh |
5,000mAh | 3,250mAh |
10,000mAh | 6,500mAh |
20,000mAh | 13,000mAh |
充電をする機器と実際に充電できる容量、
そして充電回数と登山山行を考えて
容量を選択していきましょう。
重量|5,000〜10,000mAhの重量差はあまりない
登山では少しでも重量を減らしたいので、
モバイルバッテリーもなるべく軽量のタイプを選択したいものです。
容量が大きくなると重量も大きくなります。
モバイルバッテリーの容量と重量の目安は次のとおりです。
5,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh〜 |
約100〜150g | 約180〜230g | 約400〜550g |
登山の山行に応じてモバイルバッテリーの容量を選びましょう。
モバイルバッテリーの容量と比例して重量も大きくなりますが、
容量が5,000mAhと10,000mAhの比較では、
容量は倍ですが重量は100gほどの差になります。
容量が倍になれば電力供給の安心感は格段に違います。
紛失などのトラブルに応じるためにも
大容量が必要な場合は2個持ち(10,000mAhを2つなど)を
検討するのもありです。
出力電力|充電スピードに関連する数値
モバイルバッテリーの仕様として、
気にしてもらいたいのがモバイルバッテリーの
ワット数(単位:W)です。
モバイルバッテリーのワット数は
充電スピードに大きく影響します。
通常スマートフォンでは
18Wあれば高速充電できますが、
機種などによっては20W必要な場合もあります。
充電スピード|急速充電搭載機器が標準になりつつある
充電スピードにはモバイルバッテリーのワット数が
関わっているということは前述しましたが、
充電規格というものにも注目しましょう。
AndroidスマートフォンではQC(Quick Charge)、
iPhoneではPD(Power Delivery)に対応していて
モバイルバッテリーも各規格に合わせたモバイルバッテリーを
利用する必要があります。
使用するケーブルなども規格に合わせたものを使用しましょう。
通常充電に比べて急速充電(W数により異なる)では
約2〜3倍ほど早く充電することができます。
複数同時充電|出力ポートは2ポート以上が便利
同時に充電できるということは、
機器類の充電にかかる時間を半分にできるということです。
ポートが複数あることにより、
スマートフォンに限らず
デジタルカメラやヘッドライト、スマートウォッチなどの機器類にも
同時に充電することができます。
メーカーはAnker(アンカー)がおすすめ
近年では各メーカーのモバイルバッテリーが発売されていますが、
充電関連製品でトップの販売実績を誇る
「世界ナンバーワンモバイル充電ブランド」である
Ankerがおすすめです。
モバイルバッテリー業界を牽引する
Anker製品のメリットは次の通りです。
- Anker独自の急速充電技術PowerIQ
- 最大24ヶ月の製品保証
- 用途に応じた豊富な製品ラインナップ
- 幅広い互換性(スマートフォン以外の機器に充電可能)
登山でのモバイルバッテリーの役割はとても重要ですので、
信頼のおけるメーカーを選びたいものです。
Anker 容量5,000mAhタイプ
登山では最低限持ち合わせたい容量というのが、
5,000mAh容量のモバイルバッテリーです。
スマートフォンでおおよそ1回弱の充電をすることができます。
5,000mAh容量のモバイルバッテリーは
次のような登山者の人におすすめです。
自宅を出発してから帰宅するまで
モバイルバッテリーで
スマホを利用できるようにしたい
- 登山では日帰りがメイン
- 山行中の登山アプリの電池消耗に不安を感じている
- なるべく軽量のモバイルバッテリーがほしい
5,000mAh容量のモバイルバッテリーは
しっかり充電するというよりは、
現在使っているアプリを継続して利用するなど、
現状を維持していくという用途が強いバッテリー容量です。
容量 | 5,000mAh |
重量 | 102g |
外形寸法 | 約77×37×25mm |
急速充電 | PowerIQ 22.5W |
出力ポート | 3ポート |
備考 | USB-C一体型 |
PowerIQ搭載(急速充電)のUSB-Cポート搭載のモデルになります。
USB-Cケーブルが必要ありません。
登山の山行中などに充電することができます。
容量 | 5,000mAh |
重量 | 約185g |
外形寸法 | 約78×44×31mm(プラグ部除く) |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 最大30W |
出力ポート | 3ポート |
備考 | コンセント一体型 |
コンセントを装備したPD、PowerIQ搭載モデルになります。
電源供給のできるお店や宿泊先などでの電源供給が
スムーズにできます。
Anker 容量10,000mAhタイプ
モバイルバッテリーの容量が10,000mAhのタイプは
登山での日帰りから1泊山行までカバーする
携帯、実用にも優れた容量になっています。
1〜2日間の山行でモバイルバッテリーで
機器を充実して利用したい
- 日帰りの他に1泊の小屋やテント泊もする
- スマートフォン以外の充電もする
10,000mAh容量のモバイルバッテリーは
充電したい機器をフル充電したい目的に加えて、
携帯性にも優れているのでバランスの良い容量です。
容量 | 10,000mAh |
重量 | 約246g |
外形寸法 | 約153×72×16mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 25W |
出力ポート | 3ポート |
備考 | 最大25Wの急速充電 |
容量10,000mAhのUSB PD、PowerIQ搭載モデルです。
5,000mAhのタイプと比べると重量が100gほど増加しますが、
容量が倍ですので登山などの山行では安心感があります。
容量 | 10,000mAh |
重量 | 250g |
外形寸法 | 約153×72×16mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 3.0(Gen2)22.5W |
出力ポート | 2ポート |
備考 | USBケーブル一体型 |
容量10,000mAhのUSB PD、PowerIQ3.0搭載モデルです。
形状が平らなスリム形状なので、
山行中の携帯でも邪魔になることなく
あまり負担になりません。
Anker 容量20,000mAh以上のタイプ
登山をする人で
モバイルバッテリーの容量が20,000mAh以上がおすすめの人は
次のような人です。
山行の間、機器の利用をしていきたい。
モバイルバッテリーの2つ持ちも検討している
- 2泊以上の山行をする
- スマートフォン以外の充電もする
- 長時間利用する可能性がある
モバイルバッテリーの重量は重くなりますが、
長時間、複数の機器などを充電するには必要な容量です。
容量 | 20,000mAh |
重量 | 345g |
外形寸法 | 約113×72×31mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 22.5W |
出力ポート | 2ポート |
備考 | USBケーブル内蔵 |
容量20,000mAhのUSB-CケーブルがBuilt-in(内蔵)タイプの
モバイルバッテリーです。
急速充電(USB PD、PowerIQ)に対応しています。
Buit-inですので
ケーブルの紛失や忘れなどに気を使う必要がありません。
こちらの機種は10,000mAhタイプに100gほど増加されたほどの重量です。
近年では容量による重量の差が縮まっている傾向があるようです。
大容量が必要なユーザーにはおすすめの機種です。
容量 | 20,000mAh |
重量 | 476g |
外形寸法 | 約167×83×24mm |
急速充電 | USB Power Delivery/PowerIQ 3.0(Gen2) 22.5W |
出力ポート | 3ポート |
備考 |
容量20,000mAhのUSB PD、PowerIQ3.0搭載モデルです。
3ポートで同時に3台の機器に充電できます。
登山ではモバイルバッテリーの2台持ちも有効
登山では山行中にスマートフォンなどの
機器類が使用できないことを避けるために
モバイルバッテリーの2台持ちもおすすめです。
5,000mAhタイプ2台持ち
山行中にモバイルバッテリーを紛失するというリスクも考えて
容量を分散して持ち歩くということも一つの方法です。
合計10,000mAhなので、
充電する機器や回数にもよりますが、
スマートフォンだけなら
日帰りから1泊までをカバーできます。
5,000mAhタイプ、10,000mAhタイプの2台持ち
1泊の山行に余裕が持てる組み合わせです。
合計15,000mAhですから
1泊で2日間の山行でも充分に活躍してくれる組み合わせ容量です。
日帰りから1泊まで汎用性が高く
予備という意味でも価値ある組み合わせです。
20,000mAhタイプ、10,000mAhタイプの2台持ち
2泊以上の登山で所持しそうな組み合わせですが、
自分自身が車中泊をして2日間の山行などで使用しているのが、
この組み合わせです。
山行中は10,000mAhタイプのみを持ち歩いて、
20,000mAhタイプは車中に置いておきます。
山行中以外では20,000mAhタイプで
充電するようにして、カーバッテリーの充電なども
積極的に行うようにしています。
少し容量の多い組み合わせになりますが、
自宅を出発してから、登山、帰宅に至る道のりまで
安心して機器類を利用することができます。
ハチ
登山でのモバイルバッテリーの選び方|まとめ
登山では必須のアイテムとして、
登山アプリなどの利用で電池を消耗してしまうのが、
スマートフォンですが、付随してモバイルバッテリーの需要も
高まっています。
近年では大容量のモバイルバッテリーの形状、
重量などもコンパクトになってきており
コストも抑えられてきています。
登山の山行スタイルなどを見合わせて、
適したモバイルバッテリーを選択し、
楽しい登山ライフにしましょう。